
IFがネストだらけになって読みにくい——そんな悩みをすっきり解決するのが「IFS関数」。複数条件を上から順に評価し、最初にTRUEになった結果を返せるので、長い入れ子IFを1行で整理できます。
本記事では、IFSの構文と基本用法、IFとの違い、実務での活用パターン、ハマりがちな注意点までを短時間でキャッチアップできます。
目次
IFS関数とは?
- 読み方:イフエス関数
- 用途:複数の条件に応じて異なる値を返す関数
この記事のポイント
要点サクッと:IFS関数の使いどころ
- 役割:複数の条件→最初にTRUEの結果だけを返す(入れ子IFの代替)
- 構文:=IFS(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, …)
- 評価順:上から順に評価→広い条件は下へ配置
- デフォルト:該当なしは#N/A→末尾に「TRUE, “その他”」を追加
- IFとの違い:可読性・保守性が高い/ネスト不要
- 対応Ver:Excel 2016以降(Microsoft 365含む)
- 実務例:点数評価S/A/B/C、売上ランク分け、閾値に応じたステータス表示
構文
=IFS(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, ..., 条件N, 結果N)
- 上から順番に評価され、最初にTRUEとなった条件の結果を返します。
- TRUEになる条件が1つもない場合はエラー(#N/A)になります。
基本的な使い方
例1:点数に応じた評価(90点以上:A、70点以上:B、それ以外:C)

=IFS(A2>=90, "A", A2>=70, "B", A2<70, "C")
→ A2の値によって評価が自動で切り替わります。
例2:売上に応じてランクを表示
=IFS(B2>=100000, "S", B2>=70000, "A", B2>=50000, "B", B2<50000, "C")
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IF関数との違い
| 比較項目 | IF関数(ネスト) | IFS関数 |
|---|---|---|
| 可読性 | 複雑で読みにくくなりがち | シンプルで読みやすい |
| 記述量 | 入れ子が深くなる | フラットな構造で記述できる |
| 使用可能バージョン | 全Excel対応 | Excel 2016以降(365含む)で使用可能 |
応用パターン
1. 条件に一致しないときの「その他」対応
IFS関数には ELSE のような指定はないため、最後に「すべて当てはまらない」条件を加えて対応します:
=IFS(A2>=90, "A", A2>=70, "B", A2<70, "C")
または全体の最後に TRUE, "その他" を追加する:
=IFS(A2>=90, "A", A2>=70, "B", TRUE, "C")
2. IF関数で書いたネストをIFS関数に変換する例
ネストIF版
=IF(A2>=90, "A", IF(A2>=70, "B", "C"))
IFS関数版
=IFS(A2>=90, "A", A2>=70, "B", TRUE, "C")
→ 条件が多い場合はIFSの方が見た目もエラーも減りやすい。
注意点と対処法
| 注意点 | 解説・対策 |
|---|---|
| TRUEになる条件がないと #N/Aエラーになる | 最後に TRUE, "その他" を加えるのがベスト |
| 条件の順番が重要 | 上から順番に評価されるため、広い条件は下に書く |
| Excelのバージョン制限あり | Excel 2016以降で使用可能。古いバージョンでは使えません。 |
FAQ
まとめ|IFS関数で複雑な条件分岐をすっきり記述しよう
IFS関数を使えば、複数のIF条件をわかりやすく整理できるため、可読性も保守性も大幅に向上します。
- 複数の条件を簡潔に1行で記述可能
- ネスト不要でエラーを防ぎやすい
- 条件分岐が多い業務ロジックで非常に便利
Excelのバージョンが対応していれば、IF関数のネストよりもIFS関数を優先的に活用するのがおすすめです。
Tamaglo最後までお読みいただきありがとうございました。



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