
「日付を”2025年5月16日”のように表示したい」
「通貨やパーセント表記を整えたい」
そんなときに使えるのが TEXT関数 です。
TEXT関数は、数値や日付・時刻を任意の書式で表示させるために使う関数で、見やすく整った表作りに欠かせません。
この記事では、TEXT関数の使い方、日付・数値・時間それぞれの書式例、他の関数との組み合わせテクニックまでわかりやすく解説します。
目次
TEXT関数とは?
TEXT関数は、数値や日付・時刻を任意の表示形式に変換するExcel関数です。
表示上だけを整えるため、データの中身は変わりません。
■ 構文
=TEXT(値, "表示形式")
- 値:書式を設定したい数値、日付、時刻など
- 表示形式:表示したい形を「” “(ダブルクォーテーション)」で囲んで指定
使用例データ(サンプル表)

セル | A列(元データ) | B列(数式) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 2025/5/16 | =TEXT(A2,"yyyy年m月d日") | 2025年5月16日 |
2 | 1234.567 | =TEXT(A3,"#,##0.00") | 1,234.57 |
3 | 0.25 | =TEXT(A4,"0%") | 25% |
4 | 9 | =TEXT(A5,"0000") | 0009 |
5 | 0.875 | =TEXT(A6,"h:mm") | 21:00 |
よく使う表示形式と応用例
日付の形式を変更する
数式 | 結果表示 |
---|---|
=TEXT(A1,"yyyy/mm/dd") | 2025/05/16 |
=TEXT(A1,"mm月dd日") | 05月16日 |
=TEXT(A1,"aaa") | 金 |
数値の桁区切り・小数表示
数式 | 結果表示 |
---|---|
=TEXT(1234.5,"#,##0") | 1,235 |
=TEXT(0.75,"0.0%") | 75.0% |
=TEXT(5,"000") | 005 |
時刻の表示
数式 | 結果表示 |
---|---|
=TEXT(0.5,"h:mm AM/PM") | 12:00 PM |
=TEXT(0.75,"hh:mm") | 18:00 |
他の関数との組み合わせ例
CONCATまたはTEXTJOINと連携
="注文日:" & TEXT(A1,"yyyy/mm/dd")
IF関数と連携して条件付き表示

=IF(B1>1000, TEXT(B1,"#,##0") & " 円", "1,000円以下")
注意点とポイント
表示形式
は文字列として返されるため、計算には使えません- ダブルクォーテーション(”)で囲むのを忘れるとエラーになります
- セルの表示形式ではなく「関数として整形」したいときに有効です
まとめ:TEXT関数でデータを見やすく整えよう!
- TEXT関数は、数値・日付・時間を見やすい形に変換できる便利な関数
- フォーマットの自由度が高く、プレゼン用資料や印刷物にも最適
- 他の関数と組み合わせて、柔軟な表示コントロールも可能に!
表やデータの印象を整える第一歩として、TEXT関数をしっかりマスターしておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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