
Excelで文字列の末尾から特定の文字数を抜き出したい時に活躍するのが RIGHT関数 です。
「郵便番号の下4桁だけ抜き出したい」「商品コードの末尾を分類したい」など、現場で使えるシーンは多数。
この記事では、RIGHT関数の基本構文から使い方、応用テクニックまでやさしく解説します。
文字列操作のスキルアップにぜひご活用ください。
目次
RIGHT関数とは?
RIGHT関数は、文字列の末尾から指定した文字数を抜き出す関数です。
構文
=RIGHT(文字列, 文字数)
- 文字列:対象となる文字列またはセル参照
- 文字数:末尾から何文字を取り出すかを指定
使用例データ(サンプル表)
セル | A列(元データ) | B列(数式) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 氏名 | =RIGHT(A2,1) | 郎 |
2 | 田中 太郎 | =RIGHT(A3,2) | 太郎 |
3 | 123-456-789 | =RIGHT(A4,3) | 789 |
4 | 商品-001 | =RIGHT(A5,3) | 001 |
応用テクニックと活用例
郵便番号の下4桁を抽出する
=RIGHT(A2, 4)
商品コードの末尾分類
「ABC-XYZ-001」形式のコードから末尾の番号を抽出。
=RIGHT(A2, 3)
他の関数との組み合わせ(例:LEN)

文字数が可変の場合、LEN
と組み合わせて柔軟に対応
=RIGHT(A2, LEN(A2) - FIND("-", A2))
※ 区切り文字の位置以降を抽出
注意点とポイント
- 文字数が0またはマイナスだと、空文字が返ります。
- 文字数が全体より多い場合は、文字列全体を返します。
- 日本語も英語も、1文字=1カウントで扱われます。
まとめ:RIGHT関数は末尾抽出に必須!
- 文字列の末尾から情報を取り出すときに便利
- 固定長のデータやフォーマット付き情報の整理に役立つ
LEFT
やMID
と合わせるとさらに表現力アップ
Excelでの文字列処理の幅を広げるために、RIGHT関数は確実に覚えておきたい関数です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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