
「データの入力数を数えたいけど、数値だけじゃなくて文字も含めたい」
そんなときに便利なのが COUNTA関数 です。
COUNTA関数は、数値・文字列・記号など、空白以外のすべてのデータをカウントできる関数です。
COUNT関数との違いや、実務での応用ポイントも含めてわかりやすく解説します。
目次
COUNTA関数とは?
- 読み方:カウントエー関数
- 用途:空白でないセルの数をカウントする
構文
=COUNTA(範囲)
引数 | 内容 |
---|---|
範囲 | データをカウントしたいセルの範囲(数値・文字列どちらも対象) |
COUNTA関数の使い方
例1:セルA1~A10のうち、データが入力されている数を数える
=COUNTA(A1:A10)
→ 空白でないセルの個数を返します。
例2:数値と文字列が混在したリストのカウント

=COUNTA(B2:B7)
→ すべてのデータ(数値・文字列)をカウント
※空白セルは対象外
COUNT関数との違い
比較 | COUNT関数 | COUNTA関数 |
---|---|---|
カウント対象 | 数値のみ | 数値・文字列・記号すべて |
空白セル | 無視 | 無視 |
エラーセル | COUNT不可(エラー) | エラーも1件としてカウント |
応用パターン
1. データ入力済みセルの数を確認(フォームの入力チェックなど)
=COUNTA(C2:C20)
→ 入力されたデータの件数をリアルタイムに把握できます。
2. 空白セルの数を求める(補完・入力漏れ確認用)
=ROWS(A2:A10)-COUNTA(A2:A10)
→ 指定範囲のうち空白セルの数を算出可能
注意点とポイント
注意点 | 解説 |
---|---|
数式で “” を返すセル(見た目は空白)もカウントされる | 完全な空白セルとの違いに注意 |
数値でも文字列でも同じ1件としてカウント | 型にかかわらず平等に扱われる |
まとめ|COUNTA関数で「空白以外のセル数」を簡単に把握
COUNTA関数は、空白でないセルの個数を正確に数えたいときに便利な関数です。
- 数値だけでなく、文字列や記号も対象になる
- 入力フォームや名簿管理などで活躍
- COUNT関数との違いを押さえて使い分けよう
空白セルとの比較や、入力チェックに活用すれば、日々のデータ管理がより効率的になります。
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