【注目の最新ガジェットが続々ランクイン!】Wi-Fi 7対応ルーター「eero 7」やAnkerの急速充電器、人気のモバイルモニターやUSB-Cハブ、話題のAndroid 15タブレットなど、今話題のPC周辺機器がランキング上位に!チェックはお早めに!

【解説】ExcelのISERROR関数とは?エラー判定をして処理を分岐する方法と使い方

「数式がエラーになったときに別の値を表示したい」
「VLOOKUPや割り算で出るエラーをスマートに処理したい」
そんな時に便利なのが ISERROR関数 です。

ISERROR関数は、#DIV/0!、#VALUE!、#NAME?、#REF! など、すべての種類のエラーを検出して TRUE または FALSE を返す関数です。
この記事では、ISERROR関数の基本的な使い方と、IF関数と組み合わせた実践例をわかりやすく解説します。


目次

ISERROR関数とは?

ISERROR関数は、指定した式や関数の結果がエラー(#〜!)になるかどうかを判定する関数です。

■ 構文

=ISERROR(値)
  • :評価したい数式またはセル
  • エラーならTRUE、正常な値ならFALSEを返す

使用例データ(サンプル表)

ISERROR関数とサンプルの使用例。TRUE、FALSE、エラー文字列表示など状況に応じて表示可能
セルA列(数式)B列(数式)結果説明
1=1/0=ISERROR(A2)TRUE#DIV/0! はエラー → TRUE
2=VLOOKUP(X,A:A,1,FALSE)=ISERROR(A3)TRUE値が見つからず → エラー検出
3=1+1=ISERROR(A4)FALSE正常な計算 → FALSE
4=A1/B1=IF(ISERROR(A5), "エラー", A5)“エラー”エラー時に文字列を表示

活用テクニックと使用例

割り算でのエラー処理

=IF(ISERROR(A2/B2), "計算不可", A2/B2)

→ 割り算が成立しないときに「計算不可」と表示。


VLOOKUPのエラー対策

=IF(ISERROR(VLOOKUP(D2, A2:B10, 2, FALSE)), "該当なし", VLOOKUP(D2, A2:B10, 2, FALSE))

→ 検索に失敗したときに「該当なし」と表示。


エラー箇所だけを目立たせる

条件付き書式で =ISERROR(A1) を指定 → エラーセルに色を付けて見つけやすくする。


ISERRORと他のエラー関数の違い

関数名判定対象特徴
ISERRORすべてのエラー#N/A含む
ISERR#N/Aを除くすべてのエラー#N/AはFALSEになる
ISNA#N/AエラーのみVLOOKUP失敗などに特化
IFERROR値 or エラー時の代替を返すISERROR+IFの簡略版(推奨)

注意点と特徴

  • ISERRORはすべてのエラーをTRUEとして扱います(#N/A、#DIV/0! など)
  • 使いすぎると本来のエラー内容が見えなくなる可能性あり
  • エラーの種類を区別したい場合は ISNAERROR.TYPE を使うと便利
  • Excel 2007以降は IFERROR を使う方がシンプルでおすすめ

まとめ:ISERROR関数でエラー処理をシンプルに!

  • ISERROR関数は数式結果がエラーかどうかを判定する便利な関数
  • IF関数と組み合わせることで、「エラーなら○○、それ以外は××」という分岐処理が簡単に書ける
  • 割り算・VLOOKUP・リンク切れなど、エラーが発生しやすい処理のカバーに最適

「エラーをどう処理するか」でExcelの完成度は大きく変わります。
ISERROR関数を使いこなして、見やすく正確なシート作りを目指しましょう!

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。


執筆者 玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

詳しいプロフィールはこちら

SNSでも情報を発信しています: YouTubeTikTokInstagram

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

※ コメントは確認後に公開されます。反映まで少し時間がかかる場合があります。

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次