
「ファイルを開いたときの日時を自動で表示したい」
「最新の更新タイムスタンプを残したい」
そんな時に便利なのが NOW関数 です。
NOW関数は、現在の“日付と時刻”を自動表示する関数で、スケジュールの基準や更新履歴、リアルタイムな時間管理に役立ちます。
この記事では、NOW関数の基本構文から注意点、実務での活用例まで、図解を交えてわかりやすく紹介します。
目次
NOW関数とは?
NOW関数は、現在の「日付+時刻」を自動表示するExcel関数です。
パソコンのシステム日時をもとに表示され、ファイルを開いたときや再計算のタイミングで更新されます。
■ 構文
=NOW()
- 引数は不要です(空のカッコで記述)
使用例データ(サンプル表)

セル | A列(説明) | B列(数式) | 結果例 |
---|---|---|---|
1 | 現在の日時を表示 | =NOW() | 2025/05/16 14:22 |
2 | 現在の日時を「yyyy/mm/dd hh:mm」形式で表示 | =TEXT(NOW(), "yyyy/mm/dd hh:mm") | 2025/05/16 14:22 |
3 | 最終更新日時(自動更新) | =NOW() | ファイルを開いた瞬間の時刻 |
4 | 現在から1時間後を表示 | =NOW() + TIME(1,0,0) | 2025/05/16 15:22 |
活用テクニックと実務例
書類に「作成日時」「更新日時」を自動挿入
=NOW()
→ ファイルを開くたびに最新の日時を表示。
書式付きで見やすく表示したい場合
=TEXT(NOW(), "yyyy年m月d日 hh:mm:ss")
→ 日本語形式でも見やすくレイアウトできます。
現在時刻を基準にしたリマインダー設定
=IF(NOW() > A2, "期限切れ", "有効")
→ A2セルに設定された期限を超えたらアラート表示。
注意点と特徴
- ファイルを開いた時点、または再計算時に値が更新されます
- 手動で固定したい場合は、
Ctrl + ;
(日付)、Ctrl + Shift + ;
(時刻)で個別に入力可能 - NOW関数は再計算のたびに変化するため、記録目的には注意が必要です
まとめ:NOW関数でリアルタイムな時間管理を実現!
- NOW関数は現在の「日付+時刻」を自動で表示できる便利な関数
- 更新タイムスタンプやログ記録、時刻ベースの条件分岐に最適
- 書式設定や他関数と組み合わせることで、柔軟な活用が可能
Excelで時間を使った処理をするなら、NOW関数は確実に押さえておきたい基本機能のひとつです!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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