
「年・月・日を別々のセルに入力したデータを、1つの日付として扱いたい」
「月末処理や契約開始日を自動で計算したい」
そんな時に便利なのが DATE関数 です。
DATE関数は、「年・月・日」の3つの値を組み合わせて、正しい日付を作成する関数です。
この記事では、DATE関数の基本構文から日付演算の応用、注意点までわかりやすく紹介します。
目次
DATE関数とは?
DATE関数は、年・月・日を指定して日付を生成する関数です。
たとえば、「2025年5月16日」なら =DATE(2025, 5, 16)
と記述します。
■ 構文
=DATE(年, 月, 日)
- 年:4桁の年(または2桁も可)
- 月:1~12、または13以上や0以下も計算可能(※補正あり)
- 日:1~31、または超過・0も補正される
使用例データ(サンプル表)

セル | A列(年) | B列(月) | C列(日) | D列(数式) | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2025 | 5 | 16 | =DATE(A2,B2,C2) | 2025/5/16 |
2 | 2025 | 13 | 10 | =DATE(A3,B3,C3) | 2026/1/10 |
3 | 2025 | 2 | 30 | =DATE(A4,B4,C4) | 2025/3/2 |
4 | 2025 | 0 | 15 | =DATE(A5,B5,C5) | 2024/12/15 |
DATE関数の活用例
年・月・日を分けて入力 → 日付に変換
=DATE(A2, B2, C2)
→ 3つの数値から正しい日付を作成可能
翌月の1日を求める
=DATE(YEAR(A2), MONTH(A2)+1, 1)
→ A2セルが2025/5/16なら → 2025/6/1
月末の日付を計算(EOMONTHと組み合わせ)
=EOMONTH(DATE(A2,B2,C2), 0)
→ 該当月の最終日を取得
年度開始日や会計年度の管理に
=DATE(YEAR(TODAY()), 4, 1)
→ 今年の4月1日を自動で取得
DATE関数の補正と注意点
- 月が13以上・0以下でも自動補正される(例:月13 → 翌年1月)
- 日が31を超えても補正される(例:2月30日 → 3月2日など)
- 計算の結果はシリアル値として扱われるため、日付形式に変換して表示する必要があります
まとめ:DATE関数で日付処理を正確&柔軟に!
- DATE関数は年・月・日を元に正確な日付を生成できる関数
- 他の関数と組み合わせて、月末・月初・契約管理・スケジュール自動化が可能
- 月や日が範囲外でも自動補正されるので安心して使える
- 日付の数式処理の基本として覚えておくと便利!
Excelでの「日付計算」の基礎力を身につけるなら、まずはDATE関数から始めましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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