
Excelで文字列の一部だけを取り出したいときに便利なのが LEFT関数。
「名前から苗字だけを取り出したい」「コード番号の先頭部分だけを抽出したい」といった場面で役立ちます。
この記事では、LEFT関数の基本構文からよく使われる具体例までわかりやすく解説します。
Excelでの文字操作をもっとスマートにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
LEFT関数とは?
LEFT関数は、文字列の先頭から指定した文字数だけ抜き出すExcel関数です。
■ 構文

=LEFT(文字列, 文字数)
- 文字列:処理したい文字列(セル参照や直接入力可)
- 文字数:先頭から何文字を取り出すかを指定
使用例データ(サンプル表)
セル | A列(元データ) | B列(数式) | (結果) |
---|---|---|---|
1 | 氏名 | =LEFT(A2,1) | 田 |
2 | 田中 太郎 | =LEFT(A3,2) | 田中 |
3 | 123-456-789 | =LEFT(A4,3) | 123 |
4 | 商品-001 | =LEFT(A5,FIND("-",A5)-1) | 商品 |
よく使う応用テクニック
苗字だけを取り出す
=LEFT(A2, FIND(" ", A2) - 1)
※「名字+半角スペース+名前」のパターンの場合に有効。
固定長のコードを分割する
製品コード ABC123456
の前3文字だけ取り出す。
=LEFT(A2, 3)
他の関数との組み合わせ
LEFT
×FIND
→ 区切り文字の位置までを抽出LEFT
×LEN
→ 残りの文字列と比較・分岐処理が可能に
注意点とポイント
文字数
に0や負の値を指定すると、空文字が返ります。文字数
が文字列の長さを超えると、文字列全体が返ります。- 日本語(全角)でも半角英数字でも、1文字=1カウントです。
まとめ:LEFT関数は文字列処理の基本中の基本!
- 先頭から必要な文字だけを取り出すときに便利
- 他の関数(FIND・LEN)との組み合わせでさらに応用できる
- データ整理や名簿編集、製品管理など様々な場面で活躍
LEFT関数を活用して、文字列処理のスキルを一歩アップさせましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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