
BluetoothイヤホンやマウスをPCに接続するとき、スムーズなペアリングと接続を裏で支えているのが「DeviceAssociationBroker」です。このサービスが正しく動作していないと、接続がうまくいかないこともあります。
本記事では、DeviceAssociationBrokerの役割、設定方法、トラブル時の対処法について解説します。
目次
サービスの基本情報
- サービス名:DeviceAssociationBroker
- 内部名:DeviceAssociationBrokerSvc
- 実行ファイル:
svchost.exe
- スタートアップの種類:手動(トリガー開始)
- 対応OS:Windows 10 / 11
サービスの概要
DeviceAssociationBrokerは、Windowsに接続されるBluetoothやその他の外部デバイスとのペアリングと接続処理を仲介・管理するサービスです。
Bluetooth Support Serviceなどと連携し、スムーズなデバイス接続体験を提供します。
主な用途と機能
- Bluetoothデバイスの接続管理
ヘッドセット・キーボード・マウスなどとのペアリングや再接続をサポート - ユーザーの操作を簡略化
デバイス検出時のダイアログ表示や、PIN入力画面の制御を担当 - 他サービスとの連携
Device Association ServiceやBluetooth Support Serviceと協調して動作
サービスの設定方法

- スタートメニュー → 「サービス」と検索して起動
- 一覧から「DeviceAssociationBroker」を選択
- ダブルクリックで「プロパティ」を開き、状態を確認
有効化/無効化の手順
通常は「手動(トリガー開始)」で自動起動されます。無効化は非推奨です。
- 「DeviceAssociationBroker」を右クリックして「プロパティ」を開く
- スタートアップの種類を「手動(トリガー開始)」に設定
- 状態が停止中の場合は「開始」をクリック
推奨設定とその理由
- 推奨設定:手動(トリガー開始)
- 理由: 必要なときに自動で起動される仕組みのため、常時起動は不要。無効化するとBluetooth機器の接続処理に支障が出ることがあります。
よくあるトラブルと対処法
トラブル事例
- Bluetoothデバイスのペアリングが途中で止まる
- 接続済みデバイスが再接続されない
- ペアリングの確認画面が表示されない
解決手順
- DeviceAssociationBrokerの再起動
サービス一覧から右クリック → 再起動を実行 - Bluetooth関連サービスも再確認
「Bluetooth Support Service」「Device Association Service」なども起動しているか確認 - Windows Updateの適用
ドライバやサービス不具合が修正されることがあります - Bluetooth設定を一度リセット
ペアリング済みのデバイスを削除 → 再ペアリングを試行
関連サービスや補足情報
サービス名 | 役割 | 推奨設定 |
---|---|---|
Bluetooth Support Service | Bluetooth全般の制御 | 手動 |
Device Association Service | デバイスペアリング支援 | 手動 |
Device Install Service | ドライバー自動インストール | 手動 |
FAQセクション
Q1:DeviceAssociationBrokerを無効化してもいいですか?
A1: 無効化するとBluetooth機器のペアリングや接続に失敗する可能性があるため、推奨されません。
Q2:このサービスが原因で接続できないことがありますか?
A2: はい。起動していない場合は、Bluetoothデバイスの接続が正常に動作しないことがあります。
関連リンク
まとめ
DeviceAssociationBrokerは、WindowsとBluetoothデバイスの接続を管理する重要なサービスです。通常は自動で起動されるため設定変更は不要ですが、Bluetoothが接続できない場合はサービスの状態確認がトラブル解決の鍵となります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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