
企業ネットワークや大規模なLAN環境では、インターネットへのアクセスにプロキシサーバーが使われることが一般的です。「WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service」は、そうしたプロキシの設定を自動的に検出し、ユーザーの操作なしで適切に通信を行うためのサービスです。本記事では、このサービスの役割や設定方法、運用上の注意点を解説します。
目次
サービスの基本情報
- サービス名:WinHttpAutoProxySvc
- 表示名:WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service
- 実行ファイル:
svchost.exe -k LocalService - スタートアップの種類:手動
サービスの概要
このサービスは、WPAD(Web Proxy Auto-Discovery)プロトコルを利用して、ネットワーク上のプロキシ設定情報を自動的に検出します。これにより、ユーザーや管理者がプロキシ設定を手動で入力する必要がなくなります。
主な用途と機能
- 自動的にネットワークのプロキシ設定を取得
- WinHTTPを利用するアプリケーション(例:Windows Updateや一部の業務ソフト)の通信を円滑にする
- グループポリシーやドメイン環境での統合管理
サービスの設定方法

services.mscを実行- 「WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service」を探す
- プロパティを開き、「スタートアップの種類」や状態を確認
有効化や無効化の手順
有効化する場合
- スタートアップの種類を「手動」または「自動」に設定
- 「開始」をクリックしてサービスを起動
無効化する場合
- スタートアップの種類を「無効」に設定
- 状態が「実行中」の場合は「停止」ボタンで終了
推奨設定とその理由
- 推奨設定:手動
- 理由:通常の家庭環境では使用されないが、ドメインネットワークなど特定環境では有効にする必要があるため
よくあるトラブルと対処法
トラブル事例
- アプリケーションがプロキシを正しく認識しない
- Windows Updateの接続エラー
解決手順
- ネットワーク環境にWPADサーバーがあるか確認
- サービスの状態を確認・再起動
netsh winhttp reset proxyコマンドで設定を初期化
関連サービスや補足情報
- Network Location Awareness:ネットワーク環境の検出をサポート
- Windows Update:プロキシ経由の通信に依存
- Background Intelligent Transfer Service (BITS):ダウンロード最適化との連携
FAQセクション
Q1:このサービスを常時起動しておく必要はありますか?
A1:通常は必要ありませんが、ドメイン環境や一部業務アプリでは有効にすべきケースがあります。
Q2:セキュリティへの影響はありますか?
A2:不正なWPADサーバーが存在すると、通信が盗聴される可能性があるため、企業環境では慎重な運用が必要です。
関連リンク
まとめ
「WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service」は、主に企業ネットワークでの利用を想定したプロキシ自動検出サービスです。一般ユーザーにとってはあまり馴染みのない機能ですが、必要に応じて正しく有効化・無効化を行うことで、通信の安定性やセキュリティを確保できます。
Tamaglo最後までお読みいただきありがとうございます。
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