
Windows 11では、Wi-Fiや有線LANに接続すると、ネットワークプロファイルという設定が自動的に適用されます。このプロファイルには、接続先の信頼度に応じたセキュリティレベルや共有機能の有効・無効といった情報が含まれています。
このガイドでは、ネットワークプロファイルの種類や変更・削除方法、トラブル時の対処法をわかりやすく解説します。
ネットワークプロファイルとは?
ネットワークプロファイルは、Windowsが接続先のネットワークをどのように扱うかを判断するための設定です。主に以下の2種類があります。
プロファイル種別 | 特徴 |
---|---|
パブリック | 公共の場で使う想定。PCの検出や共有機能が制限され、安全性が高い設定。 |
プライベート | 自宅や職場など信頼できる場所で使用。ファイル共有やネットワーク探索が有効。 |
プロファイルの種類と選び方
選び方のポイント
- プライベート:自宅、オフィスなど信頼できるネットワーク環境
- パブリック:カフェ、ホテル、空港などの共有Wi-Fi
よくある注意点
- プロファイルが誤設定されていると、ファイル共有ができない・プリンターが見つからないなどの問題が発生します。
- 自宅で使っていても、Windowsが新しいSSIDと認識すると「パブリック」として扱われる場合があります。
ネットワークプロファイルを変更する方法(Windows11)
手順

- スタートボタンを右クリック →「設定」
- 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」または「イーサネット」を選択
- 接続中のネットワークをクリック
- 「ネットワークプロファイルの種類」で「プライベート」または「パブリック」を選択
補足:選択すると自動的に保存されます。
Wi-Fiのプロファイルを削除して接続情報を初期化する方法
Windows 11では、過去に接続したWi-Fiの情報(SSID、パスワードなど)が自動で保存されます。これを削除することで、接続トラブルを解消したり、情報の整理が可能です。
削除手順

- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」
- 「既知のネットワークの管理」をクリック
- 一覧から不要なSSIDを選び「削除」
注意:確認画面は表示されず即時削除されます。必要なSSIDやパスワードは事前に控えておきましょう。
トラブルを防ぐための活用ポイント
- 接続できない場合は、一度プロファイルを削除して再設定すると解決することがあります。
- 共有機能やリモートアクセスを使うなら「プライベート」に設定。
- 外出先では常に「パブリック」にして情報漏洩を防ぐ。
よくある質問(FAQ)
Q. プロファイルを変更しても共有できません。
A. ネットワークの種類だけでなく、ファイル共有の設定やファイアウォールも確認してください。
Q. 削除したWi-Fiに再接続するには?
A. SSIDを再度選択し、パスワードを入力すれば再接続できます。
Q. 有線接続でもプロファイルを変更できますか?
A. はい。「イーサネット」設定から同様にプロファイル変更が可能です。
関連リンク
- 【Windows11】Wi-Fiネットワークプロファイルを削除する方法
- Windowsのネットワークプロファイルを変更する方法
- Wi-Fiに接続できない時の対処法
- IPアドレスの自動取得(DHCP)を確認する方法
まとめ
ネットワークプロファイルの管理は、Windows 11での安定したネットワーク利用とセキュリティ確保に欠かせません。プロファイルの選択や削除を正しく行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。定期的な見直しと整理をおすすめします。

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