
以下Windowsを使用していると、突然のエラーやアプリの不具合、設定ミスなどが起きることがあります。そんなときに役立つのが「復元ポイント」です。この記事では、復元ポイントの基本的な仕組みや活用シーンについて、初心者にも分かりやすく解説します。
目次
復元ポイントとは?
復元ポイントとは、システムの状態を特定の時点で記録する機能です。Windowsの重要な設定やシステムファイルの内容を保存しておき、問題が発生したときにその時点へ巻き戻すことができます。
具体的に保存される情報
- システムファイル(Windowsの構成ファイルなど)
- レジストリの設定
- インストールされたアプリの一部の情報(対応している場合)
- ドライバー情報
※ユーザーファイル(ドキュメントや画像など)は復元されません。
復元ポイントが役立つケース
復元ポイントは以下のようなケースで活躍します。
- アプリやドライバーをインストールした後に不具合が発生したとき
- Windows Update後にシステムの動作が不安定になったとき
- 誤って重要な設定を変更してしまったとき
復元ポイントの種類
Windowsには2種類の復元ポイントがあります。
- 自動作成
Windows Updateや一部のアプリのインストール時に自動で作成されます。 - 手動作成
ユーザーが任意のタイミングで作成できます。重要な作業の前に作成しておくと安心です。
復元ポイントのメリットとデメリット
メリット
- トラブル発生時にすぐ対処できる
- システムの再インストールを回避できる
- 設定ミスのリカバリーが容易
デメリット
- 完全なバックアップではない
- 保存領域を使う(ストレージ容量を消費)
- 復元してもすべての問題が解決するわけではない
復元ポイントと他のバックアップとの違い
復元ポイントはシステム構成の保護が主な目的です。一方、外付けHDDやクラウドサービスを使ったバックアップは、ファイルやフォルダの保護が目的です。用途によって併用することが重要です。
関連リンク
復元ポイントの実際の作成方法や復元手順については、以下の記事をご覧ください。
▶︎ 【Windows 11】復元ポイントの作成と設定方法|データ保護とトラブル対策の完全ガイド
まとめ
復元ポイントは、Windowsを安全に使うための基本的な機能です。トラブル時に慌てないためにも、その仕組みを理解しておくことが大切です。日常的にバックアップを取る習慣とあわせて、復元ポイントの活用もぜひ取り入れてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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