「Excelのファイルがやたら重い」「開くたびに固まるのに原因が分からない」──
そんなときに、まずチェックしたいのが「使っていないはずのセル範囲(UsedRange)」です。
このページでは、Excelブック(.xlsx)の UsedRange をブラウザ上で解析し、怪しそうなシートを洗い出すための無料ツールを公開しています。
Excelが重いときの UsedRange チェックツール
Excelが重いときの UsedRange チェックツール
Excel ブック(.xlsx)の各シートについて、Excel が「使用中」と認識している範囲(UsedRange)を解析し、 列数・行数・セル数と簡易フラグを表示します。結果はあくまで目安なので、 気になるシートは実際のブックを開いて内容を確認してください。
| No | シート名 | UsedRange | 列数 | 行数 | セル数 | フラグ | コメント |
|---|
Excelが重い原因を全体から見直したい場合は、こちらも参考にしてください。
→ 【Excel】ファイルが重い・固まるときの原因と対処法まとめ|関数・画像・UsedRange・共有設定を一気に見直す
ツールの使い方と注意点
手順1:対象のExcelファイル(.xlsx)を選ぶ
「ファイルを選択」ボタンから、解析したいExcelブック(.xlsx)ファイルを指定します。
処理はすべてブラウザ内で完結し、ファイルはサーバーには送信されません。
想定しているサイズは、おおよそ 100MB以下 です。
それ以上の超大容量ファイルは、ブラウザ側が固まりやすいため、対象外としています。
.xlsx形式のみ対応しています- パスワード付きブックは正しく解析できない場合があります
- 共有ファイルを扱うときは、念のためローカルにコピーした検証用ブックで試してください
手順2:[解析する]ボタンを押す
ファイルを選択したら「解析する」ボタンをクリックします。
解析中は、画面上部にスピナーと「解析中です…」というメッセージが表示されます。
シート数が多いブックでは、
- 「シート 3 / 20 を解析中…」
のように進捗も表示されます。
ブラウザやPCのスペックによっては、解析に少し時間がかかることがあります。
解析中にページを閉じてしまうと結果は消えてしまうため、画面は開いたままにしておいてください。
エラーが出た場合は、以下の点を確認してから再度お試しください。
- ファイルサイズが大きすぎないか
.xlsx形式になっているか- パスワード付きのブックではないか
手順3:フラグ付きのシートをExcel側で確認する
解析が完了すると、シートごとに次のような情報が表示されます。
- シート名
- UsedRange(Excelが使用中と認識しているセル範囲)
- 列数・行数・セル数
- フラグ(通常/注意/警告)
- コメント(「最終列まで伸びている可能性があります」など)
「警告」や「注意」が付いているシートは、
- シート名をメモする
- 元のExcelファイルを開き、該当シートの右端・下端までスクロールしてみる
- 実際には使っていない列・行が残っていないか目視で確認する
という流れでチェックしてみてください。
不要な列・行だと判断できた場合は、「非表示」ではなく 削除 で範囲を縮めます。
そのうえで別名保存し、ファイルサイズや動作が変わるか確認していくイメージです。
重要
このツールの判定はあくまで「怪しそうなシートの目安」です。
自動判定だけを信じて大量の列・行・シートを一気に削除するのは危険です。
必ずバックアップを取り、実データを目視で確認したうえで作業してください。
このツールで分かること・分からないこと
このツールで確認できるのは、
- 「使っていないはずのセル範囲(UsedRange)が、異常に広がっていないか?」
という 原因候補のひとつ です。
実際に「Excelが重い/固まる」ときは、たとえば次のような要因が複合していることが多くあります。
- 計算が重い関数や再計算の設定
- 画像・スクリーンショットの貼り付け過多
- 外部参照・クエリ・ピボットテーブルの組み合わせ
- 共有ブック/クラウド(SharePoint・Teams・OneDrive)側の遅さ
- マクロ(VBA)やアドインの処理内容
こうした「全体像」や各対処法は、別途まとめている解説記事に譲り、このページでは UsedRangeの可視化に特化 しています。
- Excelが重いときの原因の切り分け
- 「このシートが怪しいのでは?」という当たりを付ける
といった入口の用途で活用していただけると、役割がはっきり分かれてカニバリもしにくくなります。
よくある質問(FAQ)
まとめ|原因を洗い出すための一歩として
このツールは、
- 「Excelがどこまでを“使っているセル範囲(UsedRange)だと認識しているか」を見える化し
- 怪しそうなシートを洗い出す
ためのチェック用ツールです。
これだけで重いブックが必ず軽くなるわけではありませんが、
- このツールで「UsedRangeが不自然に広いシート」を見つける
- 該当シートをExcelで開き、不要な列・行・シートがないか確認する
- 関数や画像、外部参照、共有設定など、他の原因候補も合わせて見直す
という 原因の切り分けの第一歩 として組み込んでいただければと思います。
Excelが重い・固まるときの原因と、UsedRange以外の対処法については、
【Excel】ファイルが重い・固まるときの原因と対処法まとめ|関数・画像・UsedRange・共有設定を一気に見直す
で詳しく解説しています。
ツールで大まかな当たりをつけつつ、解説記事で全体像を押さえていく、という使い分けがおすすめです。
Tamaglo最後までお読みいただきありがとうございました。