
WinRARは高機能な圧縮・解凍ソフトとして知られていますが、一部では「危険性があるのでは?」という声もあります。この記事では、WinRARの脆弱性の履歴や、非正規版(crack版)のリスク、正しく安全に使うためのポイントをわかりやすくまとめました。
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目次
WinRARの脆弱性は過去に存在した
WinRARは長い開発歴があるソフトで、過去に複数の脆弱性が報告されています。
有名な脆弱性の例(2019年)
- ACE形式ファイルの脆弱性(CVE-2018-20250)
- 攻撃者が細工したACE圧縮ファイルを作成し、解凍時にマルウェアを展開可能
- この問題は2019年に修正済みで、以降のバージョンでは影響なし
※最新版を使用していればこのような問題は発生しません
crack版(海賊版)の使用リスク

ライセンス回避を目的としたWinRARのcrack版(破解版)を使うことは、大きなリスクを伴います。
リスク内容 | 説明 |
---|---|
ウイルス感染 | crack実行ファイルにマルウェアが仕込まれていることが多い |
スパイウェア | 情報収集型マルウェアで個人情報が漏洩する可能性あり |
自動更新不可 | 正規のアップデートが使えず、脆弱性が残る |
法的リスク | 違法ダウンロードに該当する可能性あり(特に業務利用) |
海外フォーラムやフリーソフト配布サイト経由のcrackは非常に危険です
安全にWinRARを使うためのポイント
- 公式サイトから最新版をダウンロードする
- 古いバージョンを使い続けない
- セキュリティ修正が適用されないため危険です
- 怪しいサイトから入手しない
- 非公式ミラーサイトやtorrent配布物は避ける
- 業務利用では必ず正規ライセンスを取得する
- コンプライアンス違反や訴訟リスクの防止に
よくある質問(FAQ)
- WinRARは危険なソフトなのですか?
正規サイトで最新版を使えば安全です。問題は主に古いバージョンや海賊版利用にあります。
- crack版を使っても問題がなかったという人もいますが?
表面上問題がなくても、裏で情報を抜かれている可能性があります。リスクが高いためおすすめしません。
- 脆弱性は今も残っていますか?
確認されていた主な脆弱性は修正済みです。最新版を使用すれば安心です。
- 無料で使いたいならどうすれば?
試用版を正規サイトからダウンロードし、正規の試用として使用してください(機能制限なし)。
まとめ
WinRAR自体は安全なソフトですが、古いバージョンや海賊版を使うことでリスクが高まります。
安心して使うには、公式サイトから最新版をダウンロードし、業務利用時にはライセンスを取得することが大切です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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