
Windows Updateが「更新プログラムを確認中のまま進まない」「0%で止まったまま動かない」といった症状が発生すると不安になります。
特に再起動を求められても反応しなかったり、重要な更新が適用されずセキュリティが心配になったりすることもあります。
この記事では、実際に効果があった手順をわかりやすく紹介しながら、よくある原因と対処法を段階的に解説します。
目次
よくある症状と原因
Windows Updateの問題にはいくつかの共通パターンがあります。
- 更新の進行が途中で止まる(0%、20%、100%など)
- 再起動しても同じ更新が繰り返される
- ダウンロードまでは進むが、インストールできない
- 「更新プログラムの確認中」で何も起きない
原因としては以下が考えられます。
- 一時的な通信エラーやキャッシュの破損
- 関連サービスの停止
- 更新関連ファイルの破損
- 外部ソフトによる干渉
対処①:基本の再起動と待機
まず試したいのは、再起動後に時間をおいて再確認することです。
一時的な通信エラーやサーバーの混雑で、処理が止まっているだけの可能性があります。
対処②:Windows Updateトラブルシューティングの実行

- 設定を開く(Win + I)
- 「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」
- 「Windows Update」の「実行」をクリック
自動的に診断と修復を試みてくれます。
対処③:関連サービスを手動で確認
更新に必要なサービスが止まっていると、処理が途中で止まります。
確認手順
sc query wuauserv
sc query bits
sc query cryptsvc
「STATE」が RUNNING
以外なら、以下のコマンドで起動します。
net start wuauserv
net start bits
net start cryptsvc
対処④:更新キャッシュを削除する
一時ファイルが破損していると、うまくインストールできません。バッチファイルで一括削除も可能です。
手動手順
- サービスの一時停止
net stop wuauserv
net stop bits
- 以下のフォルダの中身をすべて削除
C:\Windows\SoftwareDistribution
- サービスの再起動
net start wuauserv
net start bits
対処⑤:DISMとSFCによるシステム修復

更新に必要なファイルが壊れている場合は、以下で修復可能です。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
対処⑥:最新の累積更新プログラム(KB番号)を手動で適用
Microsoft公式サイトから対象の更新プログラムのKB番号を直接ダウンロードしてインストールする方法もあります。
まとめ
Windows11で更新が止まってしまうと焦りがちですが、落ち着いて手順を踏めば復旧は可能です。
この記事の手順を上から順に試していけば、かなりの確率で解決に近づけるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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