
Windows 11では、キーボードだけでなくタッチパネルや手書き、音声による入力も使えるようになっています。
使うシーンによって入力方法を柔軟に切り替えることで、操作性や作業効率がぐっと上がります。
この記事では、それぞれの入力方法をどのように切り替えて使い分けるのか、設定画面の場所や便利な起動方法をまとめて紹介します。
目次
各入力方法の特徴と使いどころ
タッチ入力
タブレットや2in1パソコンで直接画面をタップして操作できます。マウスの代わりになるほか、拡大・スワイプ・スクロールなどの直感的な操作が可能です。
手書き入力
スタイラスペンや指を使って、画面に文字を書くように入力します。フォームへの記入や、自然なメモ書きに便利です。
音声入力
話しかけた言葉をそのまま文字に変換できます。手が離せない作業中や、長文を一気に入力したいときに役立ちます。
入力方法を切り替える手順
タッチ入力を有効にする方法

- タッチ対応の端末を使用していることを確認
- 通常は自動で有効ですが、反応がない場合は以下を確認
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「ペンとWindows Ink」→「指先を使って書く」にチェックが入っているか
- 「デバイスマネージャー」で「ヒューマンインターフェイスデバイス」→「HID準拠タッチスクリーン」が有効かどうか確認
手書き入力パネルの表示方法

- タスクバーを右クリック →「タスクバーの設定」
- 「タッチキーボード」→「常に表示する」を選択
- タスクバーに表示されたキーボードアイコンをタップ
- キーボードの右上にあるボタンから「手書きパネル」に切り替え可能
※ スタイラスペンを使っている場合は、ペンを近づけると自動で手書きパネルが表示されることもあります。
音声入力を使う方法(Win + H)

- 任意のテキスト入力欄をクリック
Windowsキー + H
を押すと音声入力が起動- マイクアイコンが表示されたら、話しかけるだけで文字として入力されます
- 終了は「Esc」キーか、マイクボタンを再度押します
切り替えをスムーズに行うコツ
タッチとマウスを併用する
タブレットモードを使っていない場合でも、タッチとマウスは同時に使えます。タッチ操作でスクロールしながら、マウスで細かいボタン操作をするなど、使い分けが可能です。
ペンとキーボードを組み合わせる
文章の一部を手書きで補足したり、図を書いたりする場面では、ペンによる手書きとキーボードの併用が便利です。特にWindows Ink ワークスペースを活用すると、手書き入力の操作性がさらに高まります。
より便利に使うためのひと工夫
- 音声入力のショートカット(Win + H)を覚えておくと、どのアプリでもすぐ使えて便利です
- 手書き入力を頻繁に使う場合は、タッチキーボードを常に表示させる設定にしておくと時短になります
- スタイラスペンを使っている場合は、ボタンの割り当て設定を活用して手書き切替をワンタッチにできます
まとめ
Windows 11には、用途や環境に応じて切り替えられる多様な入力方法が用意されています。
タッチ・手書き・音声入力を使い分けられるようになることで、操作の自由度が広がり、作業もよりスムーズになります。
今回紹介した方法を参考に、自分に合った入力スタイルを見つけてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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