
Windows 11や10でも、LinuxのようにSSHで接続を行いたい場面があります。そこで役立つのが「OpenSSHクライアント」です。実はWindowsには標準機能としてOpenSSHが組み込まれており、簡単な操作で有効化・利用が可能です。
この記事では、OpenSSHクライアントをWindowsで有効にし、場所を確認し、起動するまでの手順をわかりやすく解説します。さらに、最新バージョンの管理やオフラインインストール、OpenSSHが見つからない場合の対応についても触れます。
OpenSSHクライアントの有効化手順
WindowsでOpenSSHを有効にするには?

- スタートメニューから「設定」を開く
- 「システム」 > 「オプション機能」 を選択
- 「機能の追加」ボタンをクリック
- 一覧から「OpenSSH クライアント」を検索して「インストール」
コマンドによるインストール

以下のPowerShellコマンドでもインストール可能です。
Add-WindowsCapability -Online -Name OpenSSH.Client~~~~0.0.1.0
OpenSSHクライアントの確認と起動方法
WindowsのOpenSSHのインストール先はどこですか?
通常、インストール後は以下のパスに格納されます。
C:\Windows\System32\OpenSSH\
ここにあるssh.exe
がクライアントの実行ファイルです。
OpenSSHはどこにありますか?

コマンドプロンプトまたはPowerShellで以下を実行し、場所を確認できます。
where ssh
OpenSSHをWindows11で起動するには?
起動はシンプルです。PowerShellまたはコマンドプロンプトで
ssh ユーザー名@ホスト名
たとえば
ssh user@192.168.0.10
よくある疑問と対策
windows11 opensshクライアント インストール
インストール方法は前述の「オプション機能」か「PowerShell」から行います。
windows 10 openssh サーバー インストールできない
Windows 10ではバージョンによってOpenSSHが非対応の場合があります。「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windowsのバージョン情報」を確認し、必要ならアップデートを行ってください。
openssh for windows 最新バージョンを使いたい
GitHubのWin32-OpenSSH公式リリースページから最新のZIP版をダウンロードし、手動で更新することが可能です。
windows openssh バージョンアップ方法
管理者権限で古いバージョンをアンインストール後、最新のバイナリをインストールフォルダに上書きしてください。バージョン確認は以下のコマンドで
ssh -V
windows openssh オフラインインストール
オフライン環境では、GitHubからZIP版をダウンロードして、以下に配置してください。
C:\Program Files\OpenSSH\
その後、パスを通すことで使用可能になります。
おわりに
OpenSSHクライアントをWindowsで使えるようにすることで、リモートサーバーへのアクセスが飛躍的に便利になります。設定は意外と簡単ですが、環境によっては手動での対応やバージョンアップが必要な場合もあります。この記事を参考に、快適なSSH環境を整えてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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