
Windows 11のエクスプローラーでは、左側のナビゲーションペイン(サイドバー)に多数の項目が表示されています。
便利な反面、「使っていないOneDriveやライブラリが邪魔」「よく使うフォルダーを上にまとめたい」と感じることも多いのではないでしょうか。
この記事では、Windows 11(24H2対応)でナビゲーションペインを自由に整理・非表示設定する方法を紹介します。
目次
ナビゲーションペインとは?
ナビゲーションペインとは、エクスプローラーの左側に表示されている「ショートカット一覧」のことです。
表示されている主な項目
- クイックアクセス
- OneDrive
- ライブラリ(ピクチャ・ミュージックなど)
- このPC(ローカルドライブ)
- ネットワーク
- 外部デバイス(USBやNASなど)
この部分を自分の使いやすいように整理すると、ファイル操作の効率が大きく向上します。
不要な項目を非表示にする方法
OneDriveを非表示にする
手順
- エクスプローラーを開く
- 左側の「OneDrive」を右クリック
- 「ナビゲーションペインから削除」をクリック
同期自体を止めたい場合は、設定アプリの「アカウント > Windowsバックアップ > OneDrive設定」から調整も可能です。
ライブラリ(ミュージック・ビデオなど)を非表示にする
手順
- エクスプローラーを開く
- ナビゲーションペイン上の「ライブラリ」を右クリック
- 「ナビゲーションペインから削除」を選択
ライブラリはWindowsメニューからは非表示にできないため、表示されている場合は以前の設定が引き継がれている可能性があります。
ネットワーク・ホームグループを非表示にする
Windows 11では既に「ホームグループ」は廃止済みですが、ネットワーク項目は表示されることがあります。
レジストリ操作で非表示にする方法(注意が必要)
[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{F02C1A0D-BE21-4350-88B0-7367FC96EF3C}]
"System.IsPinnedToNameSpaceTree"=dword:00000000
安全に隠したい場合は「ナビゲーションペインを狭くする」程度にとどめましょう。
よく使うフォルダーを上部に整理する方法
クイックアクセスにピン留め

- よく使うフォルダーを右クリック
- 「クイックアクセスにピン留めする」を選択
並び順を変更(ドラッグ&ドロップ)
ピン留めしたフォルダーは、ナビゲーションペイン内で自由に並び替え可能です。
フォルダー数は5〜7個に絞ると視認性が高まり、目的地までの移動がスムーズになります。
補足:ナビゲーションペインを完全に非表示にするには?
現時点(24H2)では、ナビゲーションペイン全体を非表示にする機能は未搭載です。
ただし、代替策として以下の方法が使えます。
- フルスクリーンモード(
F11
) - 一時的にペインを狭くする(ドラッグで幅を調整)
- サードパーティ製のファイラー(例:Explorer++)
まとめ:ナビゲーションペインを整理すると作業が速くなる
機能 | 効果 |
---|---|
不要な項目を非表示 | 視認性が向上・ミス操作を減らせる |
クイックアクセス整理 | ワンクリックで重要フォルダーにアクセス可能 |
並び替え機能 | 使用頻度順に自分仕様で整理可能 |
エクスプローラーの左ペインは「目で見る作業導線」です。不要な項目は消し、必要な場所だけを残せば、日常の作業がぐっと効率化されます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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