
Windows 11 バージョン22H2から、ファイルエクスプローラーに「タブ機能」が標準搭載されました。
これにより、複数のフォルダーを1つのウィンドウ内でタブ切り替えしながら操作できるようになり、作業効率が大きく向上します。
この記事では、エクスプローラーのタブ機能の基本的な使い方から便利なショートカットキー、活用術までをまとめてご紹介します。
目次
1. タブ機能とは?
タブ機能とは、ウェブブラウザのように複数のフォルダーを1つのウィンドウにまとめて開ける機能です。
従来は、複数のフォルダーを開くたびに新しいウィンドウが立ち上がっていましたが、これにより画面が散らからず、切り替えもスムーズになりました。
2. タブの基本操作

操作内容 | 方法 |
---|---|
新しいタブを開く | Ctrl + T または ウィンドウ上部の「+」アイコンをクリック |
タブを切り替える | Ctrl + Tab または タブをクリック |
タブを閉じる | Ctrl + W または タブの「✕」をクリック |
タブをドラッグで並び替え | 任意のタブをドラッグ&ドロップ |
開いているタブは最大20個程度まで表示可能(環境により変動あり)
3. タブを使った便利な作業例
複数の作業フォルダーをまとめる
例:画像素材/記事下書き/アップロード用
→ それぞれをタブで並べて切り替えながら作業すれば、ファイル移動や参照がスムーズ
コピーや移動のときも効率化

- タブ1でコピー元を開き、タブ2でコピー先を開く
- ウィンドウを行き来せずドラッグ&ドロップだけで完結
タブの固定(代替手段)
現状、標準で「タブの固定」機能は非搭載ですが、代わりに以下の方法で擬似的に対応可能:
- よく使うフォルダーはクイックアクセスにピン留め
- タスクバーのエクスプローラーアイコンから履歴で素早く再表示
4. タブ機能をさらに活用するコツ
ヒント | 効果 |
---|---|
Ctrl + Shift + T | 閉じたタブを再度開く(復元) |
マウス中ボタン | タブを中クリックで即時閉じ |
同時に複数ウィンドウで分割したいときは | Ctrl + N で新しいウィンドウを開く |
ブラウザに慣れている方は、直感的に使える操作感がそのまま使えるのもメリットです。
5. 注意点・制限事項(2025年5月時点)
- タブを別ウィンドウへ分離する機能は未実装
- ウィンドウをまたいだタブ統合は不可
- フォルダーを右クリックして「新しいタブで開く」機能は非対応(将来的に追加の可能性あり)
まとめ:タブ機能を使えば「画面が散らからない」「作業が早い」
機能 | メリット |
---|---|
複数フォルダーを1画面で管理 | ウィンドウ切り替えの手間が省ける |
ショートカットで瞬時に操作 | 作業テンポを維持しやすい |
見た目もシンプル | 整理されたUIで集中しやすい |
エクスプローラーのタブ機能は、日常のファイル作業をより快適にする強力なツールです。まだ使っていない方は、ぜひ今日から活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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