
「エクスプローラーが重い」「アイコンが崩れる」「クリックに反応しない」──
Windows 11を使っていて、こうした症状に困ったことはありませんか?
原因が特定しにくいときは、エクスプローラー自体をリセット(再起動・初期化)することで解決するケースが非常に多いです。
この記事では、Windows 11対応のエクスプローラーリセット方法を3つのステップに分けて解説します。
タスクの再起動からキャッシュのクリアまで、順を追って試してみてください。
目次
1. まずはタスクの再起動でリセット
最も手軽にできるのが「エクスプローラーのタスク再起動」です。表示の不具合や反応の遅れなど、軽度なトラブルはこれだけで改善することがあります。
方法①:タスクマネージャーから再起動

Ctrl + Shift + Esc
でタスクマネージャーを開く- 「プロセス」タブで「Windows エクスプローラー」を探す
- 右クリック →「再起動」を選択
数秒間デスクトップやタスクバーが一時的に消えますが、自動的に再起動されます。
2. 表示設定を初期状態に戻す
フォルダー表示が乱れている場合は、フォルダーオプションのリセットが有効です。
方法②:フォルダーオプションでリセット
- エクスプローラーを開く
- 右上の「…」→「オプション」をクリック
- 「表示」タブを開く
- 「既定値に戻す」をクリック → OK
表示のカスタマイズ(列幅やアイコンサイズなど)がリセットされます。
3. キャッシュや履歴をクリアする(応答遅延向け)
長期間の使用により、エクスプローラーの履歴やジャンプリストにゴミがたまりパフォーマンスに影響することがあります。
方法③:キャッシュ・履歴の削除
最近使ったファイルの履歴を削除
- エクスプローラー「オプション」 > 「プライバシー」セクション
- 「エクスプローラーの履歴を消去」→「消去」ボタンをクリック
クイックアクセスのキャッシュを削除(手動)
- 下記フォルダーを開く
%AppData%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations %AppData%\Microsoft\Windows\Recent\CustomDestinations
- 中身をすべて削除
消しても動作に影響はありませんが、直近の履歴がリセットされます。
補足:コマンドで一発リセット(上級者向け)
タスクキル → 再起動をコマンド1行で実行する方法もあります。
PowerShell/コマンドプロンプトで実行
taskkill /f /im explorer.exe && start explorer.exe
バッチ処理やスクリプトで自動化したいときにも便利です。
まとめ:リセット手順を段階的に試そう
手順 | 内容 | 対応する不具合 |
---|---|---|
1 | タスク再起動 | 応答停止・画面がフリーズ |
2 | 表示設定リセット | アイコン崩れ・列幅異常 |
3 | 履歴・キャッシュ削除 | 動作が重い・履歴がおかしい |
エクスプローラーの不調は、「リセット」で解決するケースが非常に多いです。
トラブルのたびに悩むのではなく、定期的なリセットも習慣にしておくと快適に保てます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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