
Windows 11には、スマートフォンやワイヤレスイヤホン、プリンターなど、さまざまなデバイスと快適につながる機能が標準搭載されています。ただし、設定を見直さないと「つながらない」「認識しない」といったトラブルにつながることもあります。
この記事では、Windows 11でのデバイス連携の設定方法と、うまく連携できないときの確認ポイントをわかりやすく解説します。
主なデバイス連携機能とは?
Windows 11が対応している主なデバイスと連携方法は以下の通りです。
- スマートフォン連携(スマホ連携アプリ)
- Bluetooth機器(マウス・イヤホンなど)
- ネットワークプリンター
- 外付けストレージ(USB、SDカード)
- スマートTVやディスプレイのワイヤレス接続(Miracast)
これらの機能を使うには、事前に「設定」からペアリングや接続確認が必要です。
スマートフォンとの連携設定
スマホとパソコンをつなぐと、通知の同期やメッセージの表示、画像の共有がスムーズになります。
手順

- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「モバイルデバイス」
- 「デバイスの管理」→「デバイスの追加」「スマートフォンのリンク」
- スマホに専用アプリをインストール(Google PlayやApp Storeから)
- QRコードを読み取り、指示に従ってペアリング
- 許可を求められたら通知、連絡先などの共有を許可
Bluetooth機器の接続方法
ワイヤレスマウスやイヤホンなどは、Bluetoothをオンにするだけで使えるようになります。
接続手順
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」
- 対象の機器をペアリングモードに
- 一覧に表示されたら選択して接続
ネットワークプリンターの設定方法
プリンターをネットワークに接続すれば、複数のPCから印刷が可能になります。
接続手順
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」
- 「デバイスの追加」→ネットワーク上のプリンターを選択
- 必要に応じてドライバーを自動インストール
USB・外付けストレージが認識されないとき
USBメモリや外付けハードディスクがうまく表示されない場合は、以下を確認しましょう。
- ポートを変えてみる
- 「ディスクの管理」から認識状態を確認
- 「デバイスマネージャー」でエラーがないか確認
ワイヤレスディスプレイやTVへの接続
Miracast対応のディスプレイがあれば、ケーブル不要で画面を映すことが可能です。
手順

- 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」
- 「ワイヤレスディスプレイに接続する」オプションを選択
- 検出されたTVやモニターを選択して接続
活用ポイント
1. 自動接続の有効化
Bluetooth機器やスマホとの連携時は、「自動接続」をオンにすると、再起動後もスムーズに再接続できます。
2. 電源オプションの見直し
省電力設定によって一部デバイスの接続が不安定になることがあります。「デバイスマネージャー」→対象デバイスの「電源管理」タブで「電力の節約のため…」のチェックを外すのがポイントです。
3. トラブル時は一度削除→再登録
Bluetooth機器やネットワークプリンターが不安定な場合、一度削除してから再登録すると改善するケースがあります。
まとめ
Windows 11では、さまざまなデバイスと簡単に接続できますが、うまく動作しないときは設定の見直しが必要です。スマホ連携やBluetooth、プリンターの設定などを一度確認し、必要に応じて再登録を試してみましょう。正しく設定することで、日々の作業が格段にスムーズになります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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