
Windows 11のサインインやアプリ操作に便利な指紋認証。ですが、突然使えなくなることもあります。認証画面に表示されなかったり、登録していたはずの情報が見つからなかったりする場合、指紋センサーが正しく認識されていない可能性があります。
そんなときに確認すべきなのが「デバイスマネージャー」です。
この記事では、デバイスマネージャーから指紋センサーを確認し、状態やトラブルの原因を見つける方法を紹介します。
目次
指紋認証が使えないときのよくある状態
- サインイン画面に指紋の案内が表示されない
- 指を置いても反応がない
- セットアップ画面で「このデバイスでは使用できません」と表示される
- 一度使えていたのに、アップデート後に使えなくなった
こうした症状があるときは、まずセンサーが認識されているかどうかを調べましょう。
デバイスマネージャーから指紋センサーを確認する手順
ステップ1:デバイスマネージャーを開く

- スタートボタンを右クリック
- 「デバイスマネージャー」を選択
検索バーに「デバイスマネージャー」と入力してもOKです。
ステップ2:「生体認証デバイス」を探す
- 一覧の中から「生体認証デバイス(Biometric Devices)」を探します
- 「指紋センサー」「Fingerprint Reader」「Goodix」「Synaptics」などの名前で表示されることがあります
※もし「生体認証デバイス」が表示されない場合は、正しく認識されていない可能性があります。
ステップ3:状態を確認する
- デバイスに「!」マークや「下向きの矢印」が付いていないかチェック
- 右クリック → 「プロパティ」 → 「デバイスの状態」から動作状況を確認
- 「このデバイスは正常に動作しています」と表示されていればOK
状態に異常がある場合の対処方法
デバイスが無効になっている場合
- 右クリックして「有効にする」を選ぶと復活することがあります
ドライバーにエラーがある場合
- 「ドライバーの更新」→「自動検索」を実行
- またはメーカーサイトから最新版を手動で入手するのも有効です
デバイス自体が表示されない場合
- BIOS設定でセンサーが無効になっていることもあるため、設定を確認
- USB接続型の場合は、一度抜いてから再接続してみる
表示されていても反応がないときの追加チェック
- 一度登録を削除して、再度指紋を登録し直す
- 「Windows Biometric Service」が停止していないか
services.msc
で確認 - サインインオプションに「指紋認証」が表示されているかチェック
トラブル回避に役立つ確認ポイント
チェック項目 | 確認方法 |
---|---|
センサーが表示されているか | デバイスマネージャーの「生体認証デバイス」を見る |
デバイスが無効化されていないか | 「プロパティ」→「デバイスの状態」で確認 |
サービスが停止していないか | Windowsサービスの状態を確認 |
サインイン設定で有効になっているか | 設定 → アカウント → サインインオプションで確認 |
まとめ
指紋認証がうまく動かないとき、まず確認すべきなのがデバイスマネージャーです。
表示されているか、正常に動作しているか、無効化されていないかをチェックすることで、多くの問題が解決できます。
状態に応じた対処を丁寧に行えば、再起動を繰り返さなくてもスムーズに使えるようになります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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