
Windowsの検索が重くなったり、何も見つからなかったりすることはありませんか?
そんなとき、検索の土台になっている「検索サービス」を一度停止・再起動すると、問題が解消することがあります。
この作業はバッチファイルで自動化できるため、繰り返し使う場合にも便利です。
この記事では、検索サービスの制御をバッチファイルで行う手順と、活用のコツを紹介します。
目次
検索サービスとは?
Windows Searchという名前で動作しているサービスで、PC内のファイルやアプリなどをすばやく検索するために動いています。
このサービスが止まっていると、スタートメニューの検索やエクスプローラーでの検索が正しく動かなくなります。
どんなときに制御が必要?
- 検索がまったく動かない
- インデックスが作成されない
- ファイルを追加しても検索に反映されない
- サービスの状態が不安定
こうしたときに一度サービスをリセットすることで改善するケースがあります。
バッチファイルでの制御方法
基本スクリプト

以下の内容を .bat
ファイルとして保存すれば、検索サービスを一時停止して再起動できます。
@echo off
echo 検索サービスを一時停止中...
net stop "Windows Search"
echo 数秒待機しています...
timeout /t 5 /nobreak > nul
echo 検索サービスを再起動中...
net start "Windows Search"
echo 操作が完了しました。
pause
ファイルの作成方法
- メモ帳を開く
- 上記のコードを貼り付ける
- 名前を付けて保存 → 例)
RestartSearch.bat
- ファイルの種類は「すべてのファイル」、拡張子は
.bat
にする - 右クリックで「管理者として実行」
応用スクリプト(ログ付き)
ログを残しておきたい場合は、以下のようにすると履歴が確認できます。
@echo off
set log=%~dp0search_log.txt
echo === 処理開始:%date% %time% === >> %log%
net stop "Windows Search" >> %log% 2>&1
timeout /t 3 /nobreak > nul
net start "Windows Search" >> %log% 2>&1
echo === 処理完了:%date% %time% === >> %log%
pause
バッチファイル活用の実践ポイント
- タスクスケジューラと組み合わせれば、定期的な再起動も可能
- 検索が重くなるたびに都度実行できるようデスクトップに置いておくと便利
- エクスプローラーの検索が反応しなくなった場合も試す価値あり
まとめ
検索サービスは日常的に使う機能を支える大切な部分です。
何か不具合を感じたら、バッチファイルを使って手早くサービスを再起動することで、問題が解決することもあります。
シンプルで再利用しやすいバッチファイルを作っておけば、いざというときのトラブル対応もスムーズにこなせます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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