
機内モードが解除できず、Wi-FiやBluetoothが使えない状態になったことはありませんか?
Windows 11では一部の設定やサービスの影響で、機内モードの切り替えができなくなることがあります。この記事では、そうしたトラブルの原因と解決策を丁寧に紹介します。
目次
よくある原因とその確認方法
通知センターの不具合
通知領域から切り替えても反応がない場合、システム側の表示の問題である可能性があります。
- 再起動を試す
- 通知センターが動作しているか確認する(タスクマネージャーのプロセスも参考)
ネットワークアダプターの設定

一部のアダプターが正しく認識されていない場合、機内モードの切り替えがうまくいかないことがあります。
- [コントロールパネル] → [ネットワークとインターネット] → [ネットワーク表示] →[アダプターのオプションを表示] を開く
- 無効化→有効化を試すことで再認識されることがあります
レジストリやグループポリシーの影響
特定の設定が有効になっていて、機内モード切替が制限されているケースも。
- 企業・学校管理のデバイスでは管理者が設定している可能性がある
- 個人のPCでも、過去に適用したチューニングソフトの影響が残っている場合あり
対処法と具体的な操作手順
1. ネットワーク関連のサービスを再起動

バッチファイルなどで以下のように操作することも可能です。
net stop WlanSvc
net start WlanSvc
その後、再度機内モードの切り替えを試してください。
2. デバイスマネージャーからアダプターを確認

- [スタート] 右クリック → [デバイスマネージャー]
- [ネットワークアダプター] を展開し、無効化→有効化を実施
3. 高速スタートアップの無効化
機内モードの情報がリセットされず、状態が維持されてしまうことがあります。
- [設定] → [電源オプション] → [電源ボタンの動作を選択]
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
確認しておきたい設定項目
- BluetoothやWi-Fiの個別設定が有効になっているか
- [設定] → [ネットワークとインターネット] → [機内モード] で個別に確認可能
まとめ
機内モードが切り替わらない問題は、単なる表示の不具合に見えて、実際にはネットワーク関連の設定やサービスの状態が影響していることがよくあります。特に、サービスの一時的な不調やデバイスアダプターの認識エラーが原因となっているケースでは、サービスの再起動やアダプターの無効化と有効化といった操作で改善することが多く見られます。
また、高速スタートアップが有効になっていると、以前の設定状態が保持されて問題が解消されないこともあるため、必要に応じてこの機能を無効にするのも有効な対策となります。問題の根本に目を向けた丁寧な対応が、安定したネットワーク接続の鍵です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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