
Windows11 バージョン 24H2 は注目の大型アップデートですが、一部環境では不具合も報告されています。本記事では、24H2の自動アップデートを防ぐ方法や、タイミングを見て安全に適用するための設定手順を紹介します。
目次
この記事でわかること
- Windows11 24H2の更新を一時停止・延期する方法
- 自動アップデートを回避するレジストリ設定やグループポリシー
- 回避推奨環境の見極め方と注意点
Windows Updateを一時停止する(簡易対策)
設定方法

- スタート → 設定 → 「Windows Update」へ進む
- 「更新の一時停止」を選び、最大5週間まで延期可能
※この方法は簡単ですが、24H2が強制配信される前に有効期限が切れる可能性があります。
グループポリシーによるブロック(Windows11 Pro以上)
手順

gpedit.msc
を開く- 以下のパスに移動
- [コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [Windowsコンポーネント] → [Windows Update] → [Windows Update から提供される更新プログラムの管理]
- 「ターゲット機能更新バージョンを選択する」をダブルクリックし、
23H2
を指定
ポイント
- この設定により、24H2がインストールされるのを防げます
- 法人利用や安定重視のユーザーに推奨
レジストリを使ったブロック(Homeでも可能)
手順
regedit
を起動- 以下のキーを作成
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
- 値の追加
- 名前:
TargetReleaseVersion
(DWORD 32bit) - データ:
1
- 名前:
TargetReleaseVersionInfo
(文字列) - データ:
23H2
- 名前:
ブロックを検討すべきケース
- ゲーム用PCや業務用端末で不具合が懸念される場合
- USB機器やネットワーク機器が24H2に非対応の可能性がある場合
- UbisoftゲームやZwiftなどとの互換性に不安がある場合
解除するには?
- 上記のグループポリシーまたはレジストリを削除
- Windows Updateの設定を「自動」に戻す
- 手動で「更新プログラムのチェック」を実行
まとめ
24H2は魅力的な機能が増える一方、環境によっては慎重な対応が求められます。安定性を重視したい方は、グループポリシーやレジストリでの制御を活用して、自分のタイミングで更新を適用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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