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Windows Font Cache Serviceとは?フォントの表示高速化とサービス設定方法【Windows 11】

アプリケーションやシステムの起動時、フォントの読み込みが遅く感じることはありませんか?
Windows 11では「Windows Font Cache Service」というサービスが、よく使われるフォントをあらかじめキャッシュすることで、描画速度や全体的なパフォーマンスを向上させています。

このサービスは通常、自動で動作しており、ユーザーが意識することはほとんどありません。しかし、フォントが崩れる・表示が遅くなるといったトラブル時には、このサービスの動作状況を確認することが重要です。


目次

サービスの基本情報

  • サービス名:Windows Font Cache Service
  • 内部サービス名FontCache
  • 実行ファイルsvchost.exe -k LocalServiceAndNoImpersonation
  • スタートアップの種類:自動(初期設定)

サービスの概要

Windows Font Cache Serviceは、アプリケーションやシステムUIで頻繁に使用されるTrueTypeやOpenTypeフォントをキャッシュし、読み込み時間を短縮するためのサービスです。

このキャッシュにより、アプリ起動時や表示切り替え時の処理がスムーズになり、特にグラフィック処理が多いアプリで恩恵が大きくなります。


主な用途と機能

  • よく使われるフォントを事前にキャッシュ
  • アプリケーション起動時の描画パフォーマンス向上
  • フォントファイルの整合性をチェックし、キャッシュを自動再構築
  • フォント破損時に再生成を支援

サービスの設定方法

Windows Font Cache Serviceのスタートアップの種類のプロパティの画像
  1. Win + Rservices.msc と入力してEnter
  2. 一覧から「Windows Font Cache Service」をダブルクリック
  3. スタートアップの種類が「自動」であることを確認
  4. 状態が「停止」の場合は「開始」ボタンをクリック

有効化や無効化の手順

有効化する場合

sc config FontCache start= auto
net start FontCache

無効化する場合

net stop FontCache
sc config FontCache start= disabled

※無効化すると一部のアプリでフォント表示が遅くなったり、正しく描画されない可能性があります


推奨設定とその理由

  • 推奨設定:自動(初期設定のまま)
  • パフォーマンス改善のため有効にしておくべきサービス
  • 通常はユーザーの操作を必要としないため、手動変更は避けるのが無難

よくあるトラブルと対処法

トラブル事例

  • アプリケーションの文字表示が遅い・文字化けする
  • サービスが起動しない(エラーコード 7023 など)
  • フォントキャッシュファイルが破損している

解決手順

  1. サービスの状態を確認
sc query FontCache
  1. サービスの再起動
net stop FontCache
net start FontCache
  1. キャッシュファイルの削除と再構築

下記フォルダ内のファイルを削除(再起動後自動再作成)

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\FontCache

※削除後にPCを再起動して再生成を促します


関連サービスや補足情報

サービス名内容
Windows Presentation Foundation Font Cache 3.0.0.0.NETベースのフォントキャッシュサービス(別物)
Windows Searchフォント名やプロパティのインデックスに影響
Desktop Window Manager (Dwm)UI描画とフォント描画の連携あり
Graphics Performance Monitor (GraphicsPerfSvc)フォントレンダリングのパフォーマンス分析に利用可能

FAQセクション

Q1:フォントキャッシュを削除しても大丈夫ですか?

はい。破損や表示不具合がある場合は、一時的にキャッシュを削除することで正常に戻ることがあります。再起動すれば再生成されます。

Q2:このサービスを無効にしてもPCは動作しますか?

動作はしますが、フォント読み込みが遅くなったり、一部アプリで表示崩れが起きる可能性があります。基本的に無効化は非推奨です。


関連リンク


まとめ

Windows Font Cache Serviceは、Windows 11の快適なユーザー体験を支える重要なサービスのひとつです。フォントのキャッシュを通じてアプリの起動や画面表示をスムーズにし、全体的なレスポンス向上に貢献しています。

通常は自動設定のままで問題ありませんが、フォント表示の不具合がある場合は、このサービスの再起動やキャッシュ削除を試すことで解決できることがあります。


Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

詳しいプロフィールはこちら

SNSでも情報を発信しています: YouTubeTikTokInstagram

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