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Windows Biometric Serviceとは?指紋認証や顔認証を支えるサービスの役割と設定方法【Windows 11】

パスワード入力の代わりに、指紋認証や顔認証を使ってWindowsにログインしている人は多いでしょう。これらの生体認証機能を裏で支えているのが「Windows Biometric Service」というサービスです。

このサービスが停止していると、Windows Helloなどの認証機能が正常に動作しなくなります。本記事では、このサービスの基本的な役割や設定方法、認証がうまくいかないときのトラブル対処法を紹介します。


目次

サービスの基本情報

  • サービス名:Windows Biometric Service
  • 内部サービス名WbioSrvc
  • 実行ファイルsvchost.exe -k LocalSystemNetworkRestricted
  • スタートアップの種類:自動

サービスの概要

Windows Biometric Serviceは、Windows Helloなどの生体認証機能を実現するために必要なサービスです。指紋センサーや顔認証カメラなどから取得したデータをキャプチャし、保存・比較処理を行います。

このサービスが有効であることで、ユーザーはPINやパスワードを使わず、より安全かつスピーディにログインできます。


主な用途と機能

  • 指紋認証や顔認証など、生体データの取得と認証処理
  • Windows Helloを利用したサインインのサポート
  • 認証デバイスとの連携と制御
  • 認証情報の安全な保存と一致確認の実行

サービスの設定方法

Windows Biometric Serviceのスタートアップの種類のプロパティの画像
  1. Win + R を押して services.msc を起動
  2. 一覧から「Windows Biometric Service」を選択してダブルクリック
  3. 「スタートアップの種類」が「自動」になっているか確認
  4. サービスが「停止中」の場合は「開始」ボタンで起動

有効化や無効化の手順

有効化する場合

以下のコマンドでサービスを自動起動に設定し、起動します。

sc config WbioSrvc start= auto
net start WbioSrvc

無効化する場合

生体認証機能を使わない場合は無効化も可能ですが、Windows Helloなどが使用できなくなります。

net stop WbioSrvc
sc config WbioSrvc start= disabled

推奨設定とその理由

スタートアップの種類は「自動」が推奨されます。

  • Windows Helloの指紋・顔認証に必須
  • 無効にすると生体認証が利用不可になる
  • 安全性と利便性の両立のため、常時有効が最適

よくあるトラブルと対処法

トラブル事例

  • 指紋リーダーや顔認証が動作しない
  • Windows Helloが設定できない
  • 「Windows Biometric Serviceが実行されていません」と表示される
  • 認証デバイスがデバイスマネージャーに表示されない

解決手順

  1. サービスの状態確認
sc query WbioSrvc
  1. サービスの再起動
net stop WbioSrvc
net start WbioSrvc
  1. Windows Helloの再設定

設定 > アカウント > サインインオプション で生体認証の設定を見直す

  1. デバイスマネージャーでドライバー確認

生体認証デバイスが認識されているか確認し、必要なら更新


関連サービスや補足情報

サービス名役割
Credential Manager資格情報の保存と管理
Plug and Play認証デバイスの認識に関与
Windows Hello生体認証全体のUI・UX制御

バッチファイル例

@echo off
sc config WbioSrvc start= auto
net start WbioSrvc
pause

FAQセクション

Q1:サービスが停止していると指紋認証ができませんか?

はい。Windows Biometric Serviceが停止していると、Windows Helloでの指紋認証や顔認証は使用できません。

Q2:Windows Helloを使用しない場合でも有効にしておくべきですか?

使用しないのであれば無効化しても問題ありません。ただし再度使う際には手動で有効化が必要です。


関連リンク


まとめ

Windows Biometric Serviceは、Windows 11で指紋認証や顔認証を可能にする基盤的なサービスです。セキュリティと利便性を高めるためにも、このサービスは「自動」設定で有効にしておくことが推奨されます。

認証がうまくいかないときは、サービス状態やデバイスの認識状況を確認することで、問題の特定と解決に繋がります。


Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

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SNSでも情報を発信しています: YouTubeTikTokInstagram

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