
「.7z」という拡張子のファイルを開こうとしても、Windows 11ではうまく解凍できないことがあります。
これは、Windowsが「.7z」形式を標準でサポートしていないためです。そのため、7-Zipという無料ソフトを使う必要があります。
この記事では、7-Zipのインストール方法から「.7z」の解凍手順、さらに相手にファイルを送るときに便利な「Zip形式」での圧縮方法まで、画像付きでわかりやすく解説します。
「.7z」ファイルとは?なぜWindows 11で開けないのか
「.7z」は高い圧縮率で知られる圧縮形式で、主に「7-Zip」という無料のアーカイブツールで作成されます。しかし、Windows 11ではこの「.7z」形式を標準でサポートしていないため、ダブルクリックで開くことができません。
標準サポートの違いと影響
Windowsは「.zip」形式に標準対応していますが、「.7z」形式は対象外です。そのため、7-Zipなどの外部ソフトが必要になります。対応していない状態で.7zファイルを開こうとすると、どのアプリで開くか尋ねられるか、無反応となることがあります。
セキュリティの注意点
非対応の拡張子は、不正なファイルが偽装されているケースもあるため、送信元やファイルの真正性には注意しましょう。拡張子を表示する設定もあわせて確認しておくと安心です。
7-Zipのインストール手順(Windows11対応)
「.7z」ファイルを解凍するには、まず「7-Zip」をインストールしましょう。軽量でシンプルなインターフェースが特徴です。
公式サイトからのダウンロード
- 公式サイト(https://7-zip.opensource.jp/)へアクセスします。
- Windows 11を使用している場合は、64ビット版(x64)を選択。
- 「.exe」ファイルをダウンロードして保存します。
インストール時のポイント

- ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストーラーが起動します。
- インストール先は基本的に変更不要。
- [Install]をクリックし、完了後に[Close]で終了。
Windows11で「.7z」ファイルを解凍する方法
ファイルを右クリックして展開

- 解凍したい「.7z」ファイルを右クリックします。
- 「その他のオプションを表示」→「7-Zip」にカーソルを合わせます。
- 「ここに展開」または「展開…」を選択。
展開先の指定方法
- 「展開…」を選ぶと、解凍先のフォルダーを自由に指定できます。
- 指定後、「OK」をクリックで解凍が開始されます。
「Zip形式」で圧縮する設定に変更する方法
7-Zipの初期設定では「.7z」形式で圧縮されますが、送付先の環境を考えると「.zip」形式での圧縮がおすすめです。
「.7z」で圧縮されないように設定

- 対象のファイルを右クリック。
- 「その他のオプションを表示」→「7-Zip」→「圧縮…」をクリック。
- 「アーカイブ形式」で「zip」を選択。
- [OK]をクリックでZip形式で圧縮されます。
パスワード付きZipの作成も可能
- 圧縮ウィンドウ内の「暗号化」欄でパスワードを入力可能。
- 「パスワードを表示」にチェックを入れると確認しながら設定できます。
【補足】相手に送るならZip形式がおすすめな理由
解凍環境を問わない
Zip形式はWindows、macOS、Linuxを問わず標準でサポートされており、受信者が解凍に困ることがほとんどありません。
社内・社外での共有ミスを防ぐ
受信者が「.7z」に対応していない環境だと、追加でソフトを導入する必要があり、業務の遅延やトラブルにつながる恐れもあります。
よくある質問(FAQ)
7-ZipとWinRARの違いは?
どちらも圧縮・解凍ソフトですが、7-Zipは完全無料、WinRARは試用期間あり。7-Zipはシンプルな操作性で人気です。
圧縮率が高いのはどっち?
「.7z」形式の方が「.zip」より高圧縮ですが、互換性の点では「.zip」に軍配が上がります。
セキュリティ面で気をつけることは?
- 出所不明なファイルは開かない
- 拡張子を確認する
- ウイルス対策ソフトを併用する
まとめ
- 「.7z」ファイルはWindows 11で標準サポートされていません。
- 解凍には無料の7-Zipソフトをインストールする必要があります。
- ファイルを相手に送る際は、誰でも解凍しやすい「Zip形式」に変更するのがおすすめです。
今後もスムーズなファイルのやり取りのために、7-Zipの基本設定は覚えておくと便利です。

最後までお読みいただきありがとうございます🎵
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