
Wi-Fiに接続しているのに「インターネットなし」と表示されたり、特定のネットワークだけうまくつながらないといった経験はありませんか?
このような症状の原因のひとつとして、IPアドレスの設定が「固定」になっているケースがよくあります。
Windows 11では、通常は「自動取得(DHCP)」によってIPアドレスが割り振られる仕組みになっています。
本記事では、Wi-Fi接続時にこの設定が適切に行われているか確認し、必要に応じて「自動(DHCP)」へ戻す方法を紹介します。
目次
Wi-FiのIPアドレス設定を確認する手順(自動取得かどうか)
Wi-FiのIPアドレス設定は、有線LAN(イーサネット)の設定とよく似た場所にあります。間違えて別のネットワークを編集しないよう、「Wi-Fi」プロファイルで操作していることを確認しましょう。
手順まとめ

手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | スタートボタンを右クリックして「設定」を開く |
2 | 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」をクリック |
3 | 接続中のSSIDの「プロパティ」を開く |
4 | 「IP割り当て」および「DNSサーバーの割り当て」が「自動(DHCP)」になっているか確認 |
5 | 自動になっていない場合は「編集」をクリックして「自動(DHCP)」を選び、「保存」する |
画面イメージの補足
- 「IP割り当て:自動(DHCP)」と表示されていれば、特に変更の必要はありません。
- 「手動」や数値が入力されている場合は固定IP設定です。別のネットワーク用に設定されたままになっている可能性があります。
なぜ「自動取得(DHCP)」に戻すべきなのか?
Wi-Fi接続において、IPアドレスを固定で指定してしまうと、別のネットワーク環境で接続できなくなるリスクがあります。
以下のようなケースでトラブルが起きやすくなります。
状況 | トラブル例 |
---|---|
出張やカフェなどで別のWi-Fiを使う | 固定IPがルーターと合わず接続エラーになる |
家庭内でルーター設定を変更した | 手動設定が以前のネットワーク情報と不一致 |
DHCPが有効な環境に手動設定で接続 | アドレス競合や「インターネットなし」状態に |
まとめ
Windows 11では、IPアドレスの設定が「自動取得(DHCP)」になっていないと、複数のWi-Fi環境で正常に通信できなくなる恐れがあります。
ネットワークにうまく接続できないときは、まずこの設定を確認してみてください。
「IP割り当て:自動(DHCP)」に戻すことで、多くの通信トラブルが解消する可能性があります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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