【最大90%OFF】Kindleゴールデンウィークセール第一弾開催中!4/24(木)まで限定『ガンダムTHE ORIGIN』『午後の光線』『AIとコミュニケーションする技術』『Notionライフハック』など人気&実用書が超特価 今すぐチェック▶

WalletServiceとは?Windows 11でのウォレット機能を支えるサービスと設定方法

Windows 11には、デジタル支払いやチケット管理などをサポートする「ウォレット」機能が搭載されています。主にMicrosoft Storeやアプリ内課金などで使用されるこの仕組みを裏側で支えているのが、「WalletService」です。

このサービスは通常は手動起動で、特定の機能を使用する際のみアクティブになりますが、まれにバックグラウンドでのエラーや同期失敗の原因となることもあります。本記事では、WalletServiceの役割や設定方法、トラブル対処法をわかりやすく解説します。


目次

サービスの基本情報

  • サービス名:WalletService
  • 内部サービス名WalletService
  • 実行ファイルsvchost.exe -k appsvcs
  • スタートアップの種類:手動

サービスの概要

WalletServiceは、Windowsにおけるウォレット機能(支払い方法、チケット、パスなど)を利用するために必要なオブジェクトをホストするサービスです。

Microsoft Store、Outlook、サードパーティアプリでの支払い処理や資格情報保存に関係することがありますが、通常のPC利用ではほとんど目立つことのないサービスです。


主な用途と機能

  • ウォレットに登録された支払い情報の管理
  • アプリによる支払い・パスの表示や利用の補助
  • Microsoft Storeやクラウドサービスとの連携
  • セキュアなトランザクションのための認証支援

サービスの設定方法

WalletServiceのスタートアップの種類が手動になってる画像
  1. Win + R を押して services.msc を実行
  2. 「WalletService」を探してダブルクリック
  3. スタートアップの種類が「手動」になっていることを確認
  4. 状態が必要に応じて「停止中」または「実行中」であることを確認

有効化や無効化の手順

有効化する場合

支払い処理などでWalletServiceが必要な場合、以下のコマンドでサービスを手動起動できます。

sc config WalletService start= demand
net start WalletService

無効化する場合

ウォレット機能をまったく使わない場合は、無効化することで余計なバックグラウンド動作を抑えることもできます。

net stop WalletService
sc config WalletService start= disabled

推奨設定とその理由

スタートアップの種類は「手動」が推奨です。

  • 通常は使用時のみ起動され、リソースを節約できる
  • 常時起動の必要はなく、アクティブになる場面は限定的
  • 無効化しても一般的なPC操作には支障がない

よくあるトラブルと対処法

トラブル事例

  • Microsoft Storeでの購入が途中で止まる
  • アプリ内課金が動作しない
  • 資格情報の読み込みエラーが発生する
  • イベントログに「WalletServiceの起動に失敗しました」と出る

解決手順

  1. サービスの状態確認
sc query WalletService
  1. 停止している場合は起動
net start WalletService
  1. スタートアップの種類確認・設定
sc config WalletService start= demand
  1. Microsoft Storeのキャッシュクリア
wsreset.exe
  1. 支払い情報の再設定
    Microsoftアカウントの支払い情報をブラウザから再登録することでエラーが解消することがあります

関連サービスや補足情報

サービス名役割
Credential Manager資格情報の保存と管理
Microsoft Account Sign-In AssistantMicrosoftアカウントとの連携をサポート
Windows Push Notification Serviceアプリの通知連携に関与
Application Informationアプリ起動と権限制御のサポート

バッチファイル例:

@echo off
sc config WalletService start= demand
net start WalletService
pause

FAQセクション

Q1:WalletServiceを無効化しても大丈夫?

Microsoft Storeやアプリ内課金を使わない場合、無効化しても通常のPC操作には影響ありません。ただし、将来的にストアアプリを利用する際は再有効化が必要になる場合があります。

Q2:WalletServiceは勝手に起動しますか?

はい。手動設定でも、ウォレット機能を使用するアプリやシステム操作によってトリガーされることがあります。


関連リンク


まとめ

WalletServiceは、Windows 11のウォレット機能を支える補助的なサービスで、主にMicrosoft Storeやアプリの支払い機能で使用されます。通常は「手動」のまま運用され、必要なタイミングでのみ起動するため、パフォーマンスへの影響はほとんどありません。

ただし、支払い関連のトラブルが発生した際には、このサービスの状態を確認することで解決の糸口が見つかることがあります。


Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

詳しいプロフィールはこちら

SNSでも情報を発信しています: YouTubeTikTokInstagram

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

アップロードファイルの最大サイズ: 2 MB。 画像 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ

目次