
Windowsには、ネットワーク上のファイルを自分のパソコンにコピーしておける便利な機能があります。「同期センター」はその役割を担っていて、たとえば社内の共有フォルダに保存されたファイルを、外出中でも編集できるようにするための仕組みです。
この記事では、同期センターの基本的な使い方から、よくあるトラブルとその解決策、さらに使わない場合の設定変更についても紹介します。
目次
同期センターとは?
同期センターは、共有フォルダのファイルを一時的にパソコンに保存し、オフラインでも利用できるようにする機能です。ネットワークに接続できる状態に戻ると、自動的に変更内容が同期されます。
この仕組みを使えば、たとえば出張先やWi-Fiのない環境でも社内ファイルを編集できるようになります。
同期センターの開き方と基本操作
同期センターの起動手順

- スタートメニューで「同期センター」と入力して検索
- アイコンをクリックして開く
または
- コントロールパネル → 「同期センター」を選択
オフラインファイルの管理
同期センターでは、どのフォルダを同期するかの設定ができます。
- 「オフラインファイルの管理」を開く
- 「オフラインファイルを有効にする」ボタンをクリック
- 共有フォルダで右クリック →「常にオフラインで使用する」を選択
これで、そのフォルダの内容が自動的にパソコンに保存され、ネットワークが使えないときでも開くことができるようになります。
よくあるトラブルとその解決策
ファイルが同期されない・エラーが出る
確認ポイント
- ネットワークの接続状態を確認(オフライン中でないか)
- 同期するフォルダの設定が外れていないか
- ストレージの空き容量が不足していないか
解決方法
- 同期センターを開き、「すべてのパートナーシップを表示」→「今すぐ同期」
- 「表示されるエラーを確認」して、必要に応じて同期設定を一度解除→再設定
オフラインファイルが残ったままになっている
ネットワークに接続したあとでも、一部のファイルがオフライン状態のままになってしまう場合があります。
解決方法
- 同期センター内で「表示」を「詳細表示」に切り替える
- 該当のファイルを右クリックして「最新の情報に更新」
- それでも戻らない場合は、一度オフラインファイルを無効にして再起動 → 再設定
同期センターを使わない設定にしたい場合
同期センターは便利な一方、使わない環境では不要な処理やディスク容量を使う原因にもなります。
無効化の手順

- 同期センターを開く
- 「オフラインファイルの管理」を選択
- 「無効にする」をクリック
- パソコンを再起動して反映される
まとめ
同期センターは、ネットワークに接続できない状況でもファイル作業を継続できる便利な機能です。使い方を理解すれば、出先での業務効率も大きく変わります。
一方で、使わない場合には無効化しておくことも重要です。環境や使い方に合わせてうまく活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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