
2025年5月現在、ヨーロッパを中心にNVIDIAの新型グラフィックボード「GeForce RTX 5070」の価格が下落しています。特にFounders Edition(FE)を含めた複数のモデルで在庫が豊富にあり、欧州価格はメーカー希望小売価格(MSRP)を下回る状況となっています。
本記事では、Neowinの報道をベースにヨーロッパの動向を整理しつつ、日本国内での実売価格と比較。今後の価格動向や購入判断の参考になるよう、スペック比較表も掲載しています。
目次
欧州でのRTX 5070価格下落の背景
Neowinによれば、以下のような理由でRTX 5070の価格は安定・下落傾向にあります。
- NVIDIAの価格調整(619ユーロに引き下げ)
- 為替レートの影響(ドル安)
- 在庫状況の安定(オランダやドイツで潤沢に流通)
- 『DOOM: The Dark Age』などのゲームバンドル付属での実質値引き
実際には、INNO3Dのモデルが589ユーロ(約94,000円相当)で販売されるなど、ユーザーにとって買いやすい価格にまで落ち着いてきています。
日本国内の価格とモデル比較
2025年5月現在、価格.comで掲載されている国内流通モデルの価格帯は以下の通りです。
モデル名 | メーカー | メモリ | インターフェイス | 最安価格(税込) |
---|---|---|---|---|
RTX 5070 Infinity 3 | Palit(ドスパラ限定) | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約102,800円 |
PRIME-RTX5070-12G | ASUS | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約104,800円 |
TWIN X2 OC WHITE | INNO3D | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約105,600円 |
GG-RTX5070-E12GB/OC/DF | 玄人志向 | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約106,800円 |
RTX 5070 VENTUS 2X OC | MSI | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約106,800円 |
ZOTAC SOLID OC | ZOTAC | 12GB GDDR7 | PCIe 5.0 | 約108,799円 |
※為替相場は1ユーロ=160円前後で計算。
海外と日本の価格差を考える
ヨーロッパでは589~619ユーロ(約94,000円~99,000円)で購入可能なRTX 5070ですが、日本では10万円をやや超える価格帯が主流です。
日本での価格が高止まりしている背景には、
- 関税や輸入コスト
- 代理店マージン
- 為替差益の反映遅れ
- 人気製品としての需給バランス
などが挙げられます。
今後の価格動向と注目ポイント
- 米国・欧州で価格がさらに下がると、日本市場にも影響する可能性あり
- 在庫が豊富なうちに、値下げセールが開催される可能性も
- 消費電力や発熱問題を受けた不評も、値引きの背景にある
また、性能面ではRTX 4070と近く、価格次第で割安感も強まります。
まとめ
現在、ヨーロッパ市場ではRTX 5070の在庫が安定し、価格も下落傾向にあります。日本国内ではまだやや高値ですが、今後の市場変動によっては価格調整も見込まれます。
「もう少し待てば安くなる?」というユーザーは、
- 海外の価格動向
- 為替レート
- ドライバ安定性や発熱情報
といった複数要素をチェックしながら、慎重な判断をおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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