PowerShellで不要ファイルを削除するスクリプト例

パソコンを使っていると、一時ファイルや古いログファイルなど、不要なファイルが徐々に蓄積していきます。これらを手動で削除するのは手間がかかるため、PowerShellスクリプトで自動化する方法が便利です。

この記事では、Windows 11環境で使える、不要なファイルを削除するPowerShellスクリプトの書き方と実行方法を紹介します。

不要ファイルを削除する基本スクリプト

指定フォルダ内の一時ファイルを削除する

$target = "C:\Temp"
Get-ChildItem -Path $target -Recurse -Include *.tmp,*.log -ErrorAction SilentlyContinue | Remove-Item -Force

このスクリプトは、C:\Temp フォルダ内の .tmp および .log ファイルをすべて削除します。

一定期間以上経過したファイルのみ削除する

$days = 30
$path = "C:\Logs"
Get-ChildItem -Path $path -Recurse | Where-Object { $_.LastWriteTime -lt (Get-Date).AddDays(-$days) } | Remove-Item -Force

この例では、C:\Logs 配下で30日以上更新されていないファイルを削除します。

スクリプトの応用例

複数のフォルダを対象にする

$folders = @("C:\Temp", "C:\Downloads")
foreach ($folder in $folders) {
    Get-ChildItem -Path $folder -Recurse -Include *.tmp,*.bak -ErrorAction SilentlyContinue | Remove-Item -Force
}

ログファイルとして記録を残す

$logPath = "C:\CleanupLog.txt"
$target = "C:\Temp"
$date = Get-Date -Format "yyyy-MM-dd HH:mm:ss"
"[$date] Cleanup started for $target" | Out-File -Append $logPath

Get-ChildItem -Path $target -Recurse -Include *.tmp,*.log | ForEach-Object {
    "[$date] Deleting: $($_.FullName)" | Out-File -Append $logPath
    Remove-Item $_.FullName -Force
}

スクリプトの実行方法

1. PowerShellを管理者として起動
2. .ps1 ファイルにスクリプトを保存
3. 実行ポリシーを変更（初回のみ）

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

4. スクリプトを実行

./CleanupScript.ps1

関連リンク

• PowerShellでフォルダサイズを確認する方法
• fsutilコマンドでディスク情報を取得する方法
• Windows 11 ディスククリーンアップの使い方

まとめ

PowerShellスクリプトを使うことで、不要ファイルの削除作業を効率化できます。定期的に実行すれば、PCのパフォーマンス維持にもつながります。用途に応じてスクリプトを調整し、より快適なWindows環境を保ちましょう。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

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