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PenServiceとは?ペンのテールボタン操作に対応するWindowsサービスの役割と設定方法

Surfaceなどのペン対応デバイスでは、ペンのボタンを押すだけで特定のアプリを開いたり、スクリーンショットを撮るといった操作ができます。このような動作を実現しているのが「PenService」です。

このサービスは、ペンのテールボタン(おしり側のボタン)操作を検出し、設定に応じてアクションを実行する役割を担っています。今回は、PenServiceの概要、設定方法、無効化による影響やトラブルの解決策について詳しく紹介します。


目次

サービスの基本情報

  • サービス名:PenService
  • 実行ファイルpenservice.exe
  • スタートアップの種類:手動
  • 内部サービス名PenService

このサービスは主にSurfaceペンなど、Bluetooth対応ペン入力デバイスで使用されます。


サービスの概要

PenServiceは、ペン入力デバイスのテールボタン操作に対応するためのWindowsサービスです。ユーザーがペンのボタンを押すことで、設定されたアクション(例:メモアプリの起動、スクリーンショットの取得など)を実行できるようにします。

このサービスは、ペンデバイスがペアリングされているときに必要に応じて起動されます。


主な用途と機能

PenServiceが担っている機能には次のようなものがあります。

  • テールボタンのシングルクリック/ダブルクリック/長押しに応じた動作の検出
  • Windows InkやOneNoteなどのアプリ起動
  • スクリーンショットの取得やカスタムアクションの実行
  • ペアリング状態やペンのバッテリー監視との連携

このサービスは、ユーザーが快適にペン操作を使えるようにするための補助的な役割を果たしています。


サービスの設定方法

PenServiceのプロパティの画像

PenServiceはサービス管理ツールで設定できます。

  1. Win + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. services.msc と入力してEnter
  3. 「PenService」を探してダブルクリック
  4. スタートアップの種類を「手動」「自動」「無効」から選択可能

また、ボタンに対応するアクションの設定は、設定 → デバイス → ペンとWindows Ink で行えます。


有効化や無効化の手順

有効化する場合

ペンのボタン操作に反応しない場合は、PenServiceが無効化されている可能性があります。

  • スタートアップの種類を「手動」または「自動」に変更
  • 状態が「停止中」であれば「開始」ボタンをクリック
  • 設定アプリでアクション内容を確認・再設定しておくとより確実です

無効化する場合

ペンのボタン操作を使わない場合や、省電力目的でサービスを無効にしたい場合は次のように操作します。

  • サービスのスタートアップの種類を「無効」に変更
  • 「停止」ボタンを押してサービスを終了
  • 設定アプリでアクションの割り当てもオフにしておくと連携エラーを防げます

推奨設定とその理由

ペン操作を使用する環境では、**「手動」または「自動」**設定が推奨されます。

  • 必要に応じて起動されるため、リソースの無駄がない
  • 無効化すると、テールボタンの動作が反応しなくなる
  • 一部アプリのショートカット起動機能に影響が出る可能性あり

逆に、ペンを全く使わない場合は無効化しても問題ありません。


よくあるトラブルと対処法

トラブル事例

  • テールボタンを押しても何も起こらない
  • アクションが実行されず、設定画面でも無反応
  • ペアリング済みでもボタン機能が働かない
  • サービスが自動で停止してしまう

解決手順

  1. PenServiceの状態を確認
     services.msc で「PenService」が停止していないかをチェック
  2. 設定アプリの確認
     「ペンとWindows Ink」画面で、ボタンにアクションが正しく割り当てられているかを確認
  3. Bluetoothペアリングの再確認
     ペンのバッテリー切れやペアリングエラーも原因になるため、再接続を試す
  4. Windowsの再起動/更新確認
     関連機能に更新が必要な場合は、OSのアップデートも有効

関連サービスや補足情報

PenServiceは以下の要素と連携して動作します。

  • Windows Ink ワークスペース:ペンを使ったメモ機能やスクリーンショット撮影に対応
  • Bluetooth サービス:ペンの接続状態を管理
  • Input Service / HIDサービス:入力デバイスとの通信をサポート

これらのサービスが無効になっていると、PenServiceの動作にも影響します。


FAQセクション

Q1:PenServiceを無効にしてもペン入力はできますか?

はい、文字や図形を書くなどのペン操作自体には影響ありません。テールボタンのショートカット操作のみが無効になります。

Q2:ボタン設定を変更しても反応がありません

サービスが無効化されているか、ペンの接続状態に問題がある可能性があります。サービスの状態確認とBluetoothペアリングを再チェックしてください。


関連リンク


まとめ

PenServiceは、ペンのテールボタンに割り当てた操作を実行するためのサービスです。OneNoteやスクリーンショット起動など、便利なショートカットを実現するには欠かせません。

ペン操作を使う人にとっては「手動」または「自動」設定が推奨されますが、使わない場合は無効化しても問題ありません。反応がないときは、サービス状態とBluetooth接続の確認が解決への近道です。


Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

詳しいプロフィールはこちら

SNSでも情報を発信しています: YouTubeTikTokInstagram

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