SoftEther VPN サーバーの構築方法とSoftEther VPN クライアントを使用したVPN接続方法を紹介します。
外出先でパソコン作業を行っている時などに自宅のNAS(データ)にアクセスしたいことがあります。
外出先などからVPN(SoftEther VPN)の設定を行うことで、外部からアクセス出来るように設定を行うことが今回の目的となります。
今回VPNサーバー用として「Windows10」のPCを準備しました。スペックについては下記となります。
lenovo m82 | |
---|---|
OS | Windows10 |
CPU | Core i5 2400 |
メモリ | 8GB |
SSD | 120GB |
HDD | 4TB(データ用) |
「SoftEther VPN」を使用してWindows10のクライアントPCからWindows10のVPNサーバーへアクセスするように設定を行います。
※Windows11でも同様の設定で外部から接続可能です。
SoftEther VPN の設定で難しい箇所はなかったので基本的に下記の設定で外部からアクセスできるようになると思います。
Windows10 サーバー 設定 【SoftEther VPN Server Manager】
Windows10のPCにSoftEther VPNにサーバー用の設定を行います。アプリのダウンロード先は下記リンク「SoftEther VPN ダウンロード」より画像のサーバー用途のアプリをダウンロードします。
サーバー用ファイルのダウンロード
上記ダウンロードリンクへアクセスします。
コンポーネントを「SoftEther VPN Server Manager for Windows」を選択してプラットフォームを「Windows」、CPUに「Intel(x86 and x64)」を選択してダウンロードを行います。
サーバー用ファイルのインストール
SoftEther VPN をダブルクリックしてインストールを始めます。
「次へ」をクリックします。
「SoftEther VPN Server」を選択している状態で「次へ」をクリックします。
「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
インストール先ディレクトリを変更する必要がなければそのまま「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
セットアップ進行中です。少々お待ちください。
「完了」をクリックしてアプリを起動します。
サーバー用ファイルの設定
「localhost(このサーバー)」をダブルクリックします。
「localhostの管理者パスワードの設定」が求められるので「新しいパスワード」の設定を行います。
「リモートアクセス VPN サーバー」にチェック入っていることを確認して「次へ」をクリックします。
「SoftEther VPN サーバー管理マネージャ」が表示さますので「はい」をクリックします。
「簡易セットアップ ‐ 仮想 HUB 名の設定」の「仮想 HUB 名」を任意の名前を入力して「OK」をクリックします。
現在の状態で「割り当てられているダイナミック DNS ホスト名」を確認します。変更する場合は「設定の変更」で任意のDNSホスト名に変更できます。終わったら「閉じる」をクリックします。
「L2TPサーバー機能を有効にする」にチェックを入れます。「IPsec 共通設定」にIPsec事前共通鍵に任意の文字を入力して「OK」をクリックします。
「VPN Azure サービスの設定」は「無効」のまま「OK」をクリックします。
「ユーザーを作成する」をクリックして、ユーザーを作成します。
ユーザー名に任意の名前を入力します。パスワード認証にも任意のパスワードを入力します。入力した後に「OK」をクリックします。
ユーザー「○○○○」を作成しましたと表示されたら、「OK」をクリックします。
ユーザー作成を確認して「OK」をクリックします。
3.ローカルブリッジの設定で「イーサネット」を選択して、「閉じる」をクリックしてサーバーの設定は完了です。
Windows10 クライアントPCの設定 【SoftEther VPN】
Windows10のクライアントPCに「SoftEther VPN」の設定を行っていきます。サーバー用のファイルとは異なるため再度ダウンロードする必要があります。下記の画像を参考にファイルをダウンロードしてください。
クライアント用ファイルのダウンロード
上記リンクより「SoftEther VPN」へアクセスします。
コンポーネントを選択で「SoftEther VPN Client」を選択して、プラットフォームを「Winodws」でCPU「Intel(x86 and x64)」を選択してダウンロードします。
クライアント用ファイルのインストール
ダウンロードしたクライアント用ファイルをダブルクリックしてインストールを行います。
「次へ」をクリックします。
「SoftEther VPN Client」選択されていることを確認して「次へ」をクリックします。
「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「インストール先のディレクトリ」の変更がない場合はそのまま「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「完了」をクリックします。
「新しい接続設定の作成」をダブルクリックします。画像はないのですがその後に任意の仮想LANカード名を設定します。上記では「VPN」と設定しています。
「接続先 VPN Server の指定」でホスト名は「SoftEther VPN Server」の「ダイナミックDNSホスト名」を入力します。仮想HUB名はクリックすると設定したのが表示されます。ユーザー認証も「SoftEther VPN Server」で設定したユーザー名とパスワードを入力します。
以上でサーバー側とクライアント側の設定が完了となります。
VPN設定の番外編(ポート開放)
VPN設定で外部からアクセスする際に接続できない場合、ポート開放を行っていないために接続出来ないことが多いです。上記の設定を行うと開放するポートは「500」と「4500」になります。ポート開放の方法についてはメーカーや型番によって異なりますので参考程度に下記の画像を確認ください。
「SoftEther VPN」のポート開放は不要でした。ポート開放をせずにVPN接続が行えたため、ポート開放を行わずにVPN接続してください。
VPN設定の番外編(固定IPアドレス)
VPNサーバーのIPアドレスを固定する必要があります。設定箇所は画像を参考に設定を行ってください。私は「192.168.0.20」で設定していますが、環境によって異なりますので必ず確認の上、IPアドレスの固定を行ってください。
コマンドプロンプトの「ipconfig /all」でもアドレスの確認は行えます。
今回初めて「SoftEther VPN」のサーバー側とクライアント側の設定を行ってみましたが、設定は簡単だったという印象です。
参考になれば幸いです。
まとめ
本記事では、「SoftEther VPN」のサーバー側とクライアント側の設定を紹介しました。
サーバーとクライアントの設定を行うことで、外出先の無料Wifiでも安心して利用できます。
よければ下記ブログを閲覧ください。
\ Windows10のカメラが映らない!対処法を紹介! /
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