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Windows11でPCスペック確認方法:設定・デバイスマネージャー・msinfo32の3通り解説

目次

はじめに

Windows11では、PCのパフォーマンスやトラブルシューティングのために各パーツのスペックを確認することが重要です。
この記事の目的

  • 主要なパーツ(CPU、メモリ、ストレージ、GPU、ネットワークアダプターなど)の確認方法を紹介
  • 設定、デバイスマネージャー、msinfo32の3通りの方法を具体的に解説

一般的にチェックするパーツ

PCのスペック確認で注目すべき主なパーツと、その重要性は以下の通りです。

  • CPU(プロセッサ)
    • パフォーマンスや処理能力を確認
  • メモリ(RAM)
    • 容量や動作速度をチェック
  • ストレージ
    • HDD/SSDの容量、健康状態や転送速度
  • グラフィックカード(GPU)
    • 映像処理能力や搭載メモリの状況
  • OSバージョン
    • Windows11のエディション、ビルド、更新状況
  • ネットワークアダプター
    • 通信速度や接続状態、ドライバーの状況

PCスペック確認方法:3通りの手順

1. 設定からの確認方法

概要
「設定」アプリを使って、PCの基本的な情報を手軽に確認できます。
※ただし、全てのパーツの詳細は表示されない場合があるため、各項目ごとに以下の方法で確認してください。

手順と確認できる項目

  • 基本情報(CPU、メモリ、OSバージョン)
    • スタートメニューから「設定」を起動
    • 「システム」>「バージョン情報」を選択
    • 表示される「デバイス仕様」や「Windows仕様」で、CPU、メモリ、OSバージョンを確認
  • ストレージ
    • 「設定」>「システム」>「ストレージ」を選択
    • 各ドライブの使用状況や容量、保存されているデータの種類を確認
  • ネットワークアダプター
    • 「設定」>「ネットワークとインターネット」で接続状態を確認
    • 詳細なアダプター情報は、「ネットワークの詳細設定」でネットワークカードの状態やドライバー情報をチェック可能
  • GPU(グラフィックカード)
    • 「設定」>「システム」>「ディスプレイ」で、接続されているディスプレイやグラフィック設定の一部情報を確認できる場合があります
      ※ ただし、詳細なGPUのスペックは「デバイスマネージャー」や専用のツールを利用することを推奨

ポイント

  • 初心者向けにシンプルな操作で基本情報が把握可能
  • 一部のパーツ(例:GPU、詳細なネットワーク情報)は詳細表示が限定的なため、他の方法との併用がおすすめ

2. デバイスマネージャーでの確認方法

概要
デバイスマネージャーでは、各デバイスの詳細情報やドライバーの状態を確認でき、各パーツごとに深掘りが可能です。

手順と確認できる項目

  • 起動方法
    • スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を起動
  • 各パーツの確認
    • CPU・プロセッサ
      • 「プロセッサ」カテゴリーを展開して、使用中のCPUコア数やモデルを確認
    • メモリ
      • Windowsでは詳細なRAMの情報は直接表示されませんが、システム情報と併用することで確認可能
    • GPU(グラフィックカード)
      • 「ディスプレイアダプター」を展開し、搭載しているGPUのモデルやドライバー情報をチェック
    • ストレージ
      • 「ディスクドライブ」を展開し、接続されているHDD/SSDの型番や状態を確認
    • ネットワークアダプター
      • 「ネットワークアダプター」カテゴリーを展開し、各ネットワークカードの状態やドライバーのバージョンを確認
    • その他
      • 「システムデバイス」内でチップセットやその他のハードウェア情報をチェック可能

ポイント

  • 各ハードウェアの詳細な情報が一目で確認できる
  • トラブルシューティング時に、ドライバーの不具合や接続問題を特定しやすい

3. msinfo32コマンドを利用した確認方法

概要
msinfo32はシステム全体の詳細情報を一括で取得でき、PCのハードウェア・ソフトウェア情報を網羅的に確認するのに便利です。

手順と確認できる項目

  • 起動方法
    • 「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示
    • コマンド欄に「msinfo32」と入力してEnterキーを押す
  • 表示される情報
    • システム概要
      • CPU、RAM、OSバージョン、BIOS情報、システムモデルなど
    • コンポーネント
      • ディスプレイ:GPUのモデル、ドライバー情報など
      • ストレージ:各ドライブの詳細(接続方法、容量、状態など)
      • ネットワーク:接続されているアダプターの情報、IPアドレス、ドライバーの詳細
      • その他、USBデバイスやオーディオデバイスなど多数の情報を取得

ポイント

  • 一括して多数のシステム情報が確認可能
  • ドキュメント化や詳細なトラブルシューティングに非常に役立つ

参考資料

msinfo32コマンドの詳細な使い方や活用例については、以下の記事もご参照ください。
【解説】msinfo32コマンドの使い方とシステム情報の確認方法 | Windowsでのハードウェア・ソフトウェア情報取得

まとめ

PCの各パーツの状態を確認することは、快適な作業環境の維持やトラブルシューティングに欠かせません。
各方法のポイント

  • 設定からの確認
    • 基本情報(CPU、メモリ、OS)に加え、「記憶域」でストレージ、「ネットワークとインターネット」で接続状況を確認可能
  • デバイスマネージャー
    • 各ハードウェア(GPU、ディスクドライブ、ネットワークアダプターなど)の詳細情報やドライバー状態を確認
  • msinfo32コマンド
    • システム全体の情報を網羅的に取得し、細部まで確認・ドキュメント化できる

用途や状況に合わせて、最適な方法を選び、各パーツの情報をしっかりとチェックしましょう。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

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