Windows10の操作において、高速スタートアップと完全シャットダウンの設定は、パソコンの動作に影響を与える重要な要素です。
本記事では、Windows10の高速スタートアップ無効化と完全シャットダウンの手順について詳しく解説します。
高速スタートアップが有効な状態では、メモリ上に情報をキャッシュすることで起動を高速化する一方、不具合が生じることもあります。
そのため、不具合を解消しつつ毎回完全シャットダウンを行う方法についてもご紹介します。さらに、設定方法の詳細や注意点についても述べていきます。
パソコンの安定性と快適性を向上させるための手順をご確認ください。
こんにちは、筆者のちんあなごです🙂
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完全シャットダウンとは
通常Windows10のシャットダウンを行うときは「Windowsマーク」から「電源マーク」をクリックして、「シャットダウン」を行うと思います。
実はこの時のシャットダウンは電源は切れるのですが、メモリ上に次回起動時のためにアプリやシステムなどの情報をキャッシュしています。キャッシュすることにより次回起動時は素早く起動するように設計されています。
メモリ上にアプリやシステムの情報をキャッシュすることにより速く起動することが可能となりますが、速く起動することにより、逆にアプリに不具合が出ることがあります。またキャッシュされる情報も多くなったりすると同じく不具合が起きることがあります。
不具合の内容は様々ですが、多くはアプリが起動しなかったりBluetooth接続が悪かったりする簡易的な不具合となります。そのためアプリによっては完全シャットダウン=高速スタートアップ無効化を推奨とするアプリなどもあります。
完全シャットダウンの方法ですが、通常の「Windowsマーク」から「電源マーク」をクリックして、「シャットダウン」の「シャットダウン」を押す前に、キーボードの「Shift」キーを押しながら「シャットダウン」をクリックすることにより完全シャットダウンとなります。
完全シャットダウンが行われると、次回起動時は今までより少し起動に時間がかかるようになります。それが完全シャットダウンが行われた結果となります。
高速スタートアップ無効化で毎回完全シャットダウン
次に高速スタートアップ無効化方法を紹介します。
その前に繰り返しとなりますが、高速スタートアップ無効化と完全シャットダウンは同じ意味になります。
高速スタートアップ無効化の設定を行うことによりキーボードの「Shift」キーを押しながらシャットダウンを行う必要がなく、通常のシャットダウン方法で、完全シャットダウンが行われるようになります。
手動で行っていたのが自動で行われるイメージとなります。
高速スタートアップ無効化の設定方法は以下の流れとなります。
① 「windowsマーク」をクリックから「Windows システムツール」内にある「コントロールパネル」をクリックします。
② 次に「システムとセキュリティ」をクリックします。
③ 「電源オプション」をクリックします。
④ 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
⑤ シャットダウン設定の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」がグレーアウトして変更できないため「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
⑥ 変更可能になったシャットダウン設定内の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」にチェックが入っているのでクリックします。
⑦ 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックが外れたことを確認して「変更の保存」をクリックして、再起動を行うと設定が反映されるので、次回からは通常のシャットダウンで完全シャットダウンが行われることになります。
PCの調子が悪いなと思った時に完全シャットダウンを行うと改善されることがあります。
毎日完全シャットダウンをするのがわずらしい場合は、「高速スタートアップ無効化」をおすすめします。
参考資料
まとめ
本記事では、Windows10の高速スタートアップ無効化と完全シャットダウンについて解説しました。高速スタートアップが有効な状態では、一部の不具合が発生することがありますが、完全シャットダウンを行うことでこれらの問題を解消できます。
手順を追って高速スタートアップ無効化を設定し、毎回完全シャットダウンすることで、PCの安定性やパフォーマンスを向上させることができます。
また、会社などから貸与されているPCなどでは高速スタートアップ無効化が設定されていることも多いです。
日々の作業において、パソコンの調子が悪いと感じた際には、完全シャットダウンを行って改善を図ることも一つの方法です。ぜひ本記事の情報を参考にして、より快適なパソコン環境を手に入れてください。
最後までご覧いただきありがとうございます
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