
Outlookの署名を他のパソコンに移したいとき、「一から作り直すのは面倒…」と感じることはありませんか?この記事では、Outlookの署名をエクスポート(バックアップ)して他の環境に復元する方法を解説します。
目次
Outlook Classic(旧Outlook)の署名保存場所

Outlook Classicでは、署名は以下のローカルフォルダに保存されています
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures
このフォルダ内に、署名ごとに以下の形式で保存されています
.htm
(HTML形式).rtf
(リッチテキスト形式).txt
(プレーンテキスト形式)- 画像などのリソースが格納されたサブフォルダ
エクスポート手順(Outlook Classic)
- 上記の署名フォルダにアクセス
- 必要な署名ファイル・フォルダをUSBメモリやクラウドにコピー
- 移行先PCにて同じ場所へペースト
移行先のOutlookが閉じている状態で行うのが確実です。
インポート手順(Outlook Classic)
- Outlookを閉じる
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures
にコピーした署名を貼り付け- Outlookを起動し、署名が使えるか確認
✔ [ファイル] → [オプション] → [メール] → [署名] に表示されればOK
新Outlook(One Outlook)の注意点
新しいOutlook(Microsoft 365版・Outlook for Windows)では、署名はクラウドに保存されます。
- ローカルフォルダは使用されません。
- Microsoftアカウントごとにクラウドで署名が同期される仕組みです。
- クラシック版で使用していた
.htm
ファイルをそのままコピーしても新Outlookでは反映されません。
新Outlookで署名を移行するには
- 古い署名の内容(HTMLやテキスト)を開いてコピー → 新Outlookの署名設定画面に貼り付ける
- 右上の [設定] → [メール] → [作成と返信] から署名を編集
Microsoftアカウントが同じであれば、署名は自動同期される場合があります(クラウド署名有効時)
補足:署名テンプレートとしての再利用も可能
- バックアップした署名は、テンプレートとして再利用することもできます。
- HTML形式を直接編集すれば、ロゴやリンクを簡単に変更できます。
まとめ
Outlook Classicでは署名フォルダをコピーするだけで簡単にエクスポートできますが、新Outlookではクラウド署名方式のため、手動コピペで移行する必要があります。
複数台で署名を共通化したいときやバックアップを取りたいときには、クラウド同期とローカルバックアップの両方を理解しておくことが大切です。
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