
毎日届く大量のメール、重要なものほど見逃しがちになっていませんか?
Outlookでは、差出人ごとに自動でメールを振り分ける設定が可能です。
この機能を活用すれば、重要な連絡を確実に確認でき、作業効率も大きく改善します。この記事では、OutlookアプリとWeb版の両方で差出人別に振り分けを設定する方法を紹介します。
以下に、Outlook(新バージョン)と Outlook(Classic/従来版)の違いに関する注意書き、および各バージョンにおけるメール振り分け(ルール)設定の場所を記載します。
目次
OutlookとOutlook(Classic)の違いに関する注意書き
注意:Outlookのバージョンによって操作手順が異なります
現在、Microsoftは「新しいOutlook」と「Outlook(Classic)」の2種類のユーザーインターフェースを提供しています。
機能やメニュー構成が異なるため、手順を進める前に使用中のバージョンをご確認ください。
- 「Outlook(新)」:2023年以降に追加された新デザイン。Outlook.comとほぼ同様の操作感。
- 「Outlook(Classic)」:従来のデスクトップアプリ版(Outlook 2016/2019/Office 365など)。
☑ バージョンは画面右上の 「Outlook の新しいバージョンを試す」スイッチ で切り替えが可能な場合があります。
差出人別のメール振り分け設定場所(バージョン別)
Outlook(新しいバージョン)
- 設定場所
右上の「⚙」設定アイコン →「メール」→「ルール」→「+新しいルールを追加」 - 手順補足
GmailのようなWebベースUI。Outlook.comとほぼ同じ設計で、クラウドベースでルールが同期されます。
Outlook(Classic/従来版)
- 設定場所
「ホーム」タブ →「ルール」→「ルールと通知の管理」 - 手順補足
Outlookのローカルアプリ(.pstファイル使用)向け。複雑な条件設定や複数ルールの優先度調整が可能です。
補足:バージョンの見分け方
判別方法 | 内容 |
---|---|
メニュー上部 | 「ファイル」→「アカウント情報」画面がある場合はClassic |
画面右上に切り替えスイッチ | 「Outlook の新しいバージョンを試す」トグルがある場合は新UI可能性大 |
Officeバージョン | Outlook 365 最新 → 新バージョンに対応/Outlook 2019以前 → Classic |
■ Outlookデスクトップアプリでの設定手順
手順1 フォルダーを作成する

- 左側のナビゲーションから「受信トレイ」を右クリック
- 「新しいフォルダー」もしくは「新しいサブフォルダー」を選択し、差出人名などのフォルダー名を入力(例:田中部長)
手順2 ルールを作成する


- メニューの「ホーム」タブから「 設定」→「メール」→「ルール」→「ルールの作成」
- 「ルールの名前」「差出人」「指定の場所に移動」にチェックを入れる
- 「 指定の場所に移動」にチェックを入れ、先ほど作成したフォルダーを選択
- OKをクリックしてルールを保存
ワンポイント
- 差出人はアドレス単位(例:tanaka@example.co.jp)で指定可能
- フォルダー名は複数作成して部署別にも整理できます
Outlook Web版(Outlook.com)での設定手順
- 画面右上の「 (歯車)」アイコンをクリック
- 「メール」→「ルール」へ
- 「新しいルールを追加」をクリック
- 名前を入力(例:営業部メール振り分け)
- 「差出人が次の条件に一致」でメールアドレスを指定
- 「次のフォルダーに移動」を選択し、該当のフォルダーを指定
- 保存をクリック
トラブル時のチェックポイント
- ルールが反映されない場合は、上位のルールが優先されている可能性があります
- モバイルアプリでは一部ルールが反映されない場合があります(WebやPCで設定が確実)
- 複数の条件を同時に指定した場合、競合で意図しない動作になることもあります
受信トレイをさらに快適に使うコツ
- 「色カテゴリ」や「フラグ」と併用すると、さらに視認性UP
- フォルダー名は用途が分かるよう簡潔に(例:「請求書_山田」など)
- 定期的にルールを見直すことで不要な分類を防げます
まとめ
Outlookで差出人別にメールを振り分けることで、受信トレイの見通しが良くなり、必要なメールにすぐアクセスできるようになります。
業務効率の向上はもちろん、重要なやり取りの見逃しも防げるので、今すぐ設定してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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