
目次
1. はじめに
2025年5月12日、NVIDIAは最新のGame Ready Driver 576.40 を公開しました。今回のアップデートでは、DLSS 4対応ゲームの最適化に加え、多数の不具合修正が含まれています。大規模なゲーム体験向上を期待できる反面、導入には慎重なステップが必要です。本記事では、リリースノートの要点を解説してダウンロード&インストールガイドをお届けします。
2. 新機能・強化ポイント
新ドライバーの中心は「最新タイトルへの最適化」。特にDLSS 4対応やG-SYNC対応ディスプレイとの組み合わせで、滑らかなフレームレートと高画質を両立します。
- DLSS 4対応ゲーム
- 《DOOM: The Dark Ages》:マルチフレーム生成+Reflex最適化で応答性アップ
- 《New World: Aeternum》:高FPS動作を支援
- G-SYNC Compatible ディスプレイ拡充
- 主要7機種が新たに認定
- Optimal Playable Settings
- 解像度や画質設定をワンクリックで適用可能
「最新ゲームでは常に60FPS以上を目指しているので、DLSS 4の恩恵が大きいです」(筆者)
3. 修正された主なバグ
ゲーム中のクラッシュや表示異常が減ることで、安定したプレイ環境を実現します。以下は代表的な修正点です。
ゲーム/デバイス | 問題内容 | 修正後の挙動 |
---|---|---|
Monster Hunter Wilds | ランダムクラッシュ(Issue 5204023) | 長時間プレイでも安定 |
Dead Space Remake | RTX 50シリーズで影がちらつく(5241013) | ちらつきが消え、違和感を軽減 |
非ネイティブ解像度時の色飽和(5158681) | 画面がやや濃い色合いになる | 色合いがモニターのNative設定に近づく |
ASUS PG32UQXR 他一部Asusディスプレイ | 起動時ブラックスクリーン(5088957) | 正常に表示される |
一部LGテレビ | 低リフレッシュレートでスタッター(5198025) | 滑らかな映像に |
4. 既知の問題(Open Issues)
現バージョンでも解消されていない問題がありますが、NVIDIAは次回以降のドライバーでの対応を予告。一時的な対処方法を併用してください。
- Ghost of Tsushima Directors Cut:光源周りのちらつき
- Cyberpunk 2077:パス トレーシング中のフォトモードでクラッシュ
- F1 23/F1 24:レース終了後にクラッシュ
一時的な対処方法
G-SYNC+V-SYNC+DLSSを同時に有効化するとDOOMが落ちる場合は、いずれかをゲーム内設定に切り替えて回避。
5. ダウンロード&インストール手順
最新ドライバーを安全に導入するためのステップをご案内します。
- 公式ページにアクセス
- Display Driver Uninstaller(DDU)でクリーンインストール
- DDUをダウンロードし、セーフモードで起動
- 「Clean and restart」をクリックして既存ドライバーを完全削除
- 576.40のインストーラー実行
- 「Custom(Advanced)」→「Perform a clean install」を選択
- インストール後の設定
- NVIDIAコントロールパネル → 【解像度の変更】→ 「出力ダイナミックレンジ」を FULL に切替え
- 必要に応じて【3D設定の管理】でパフォーマンスモードを Prefer Maximum Performance に
6. ユーザーの声
実際のコメントから、良い反応と改善点をピックアップしました。
7. まとめ
- 576.40 はDLSS 4対応や主要バグ修正でゲーム体験を向上
- 既知Issueはあるものの、ワークアラウンドでほとんど回避可能
- 安定導入には「DDU+クリーンインストール」が鉄則
- リリース直後は“待ち”も選択肢。問題報告が増えるほど次版改善も早まる
最新ドライバーを導入して、最適なゲーミング体験をぜひお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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