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コマンドプロンプトによるネットワークトラブル解決【Windows 11】

iPconfigでネットワークをチェックしてる画像

ネットワークがつながらない、通信が不安定、特定のサイトにだけアクセスできないなど、ネットワークの不調は突然起こります。そんなときに活用できるのが「コマンドプロンプト」です。見た目は地味でも、強力なチェックツールとして機能します。


目次

接続状況の確認コマンド

まずは、パソコンがどのような状態なのかを知るために、基本的なコマンドを試します。

1. IPアドレスの確認

Ipconfigを使ってIPアドレスの確認してる画像
ipconfig

このコマンドで、接続しているネットワークの状態が確認できます。もし「メディアが切断されています」と表示されたら、ケーブルやWi-Fi接続の見直しが必要です。


通信の確認と診断

次に、インターネットとのやり取りが正しく行えているか確認します。

2. 通信できているか確認する

Pingで通信のチェックを行う画像
ping www.google.com

これで応答があればネットワークはつながっています。返答がない場合、DNSの問題やルーターの障害が考えられます。


3. DNSの動作確認

名前をIPアドレスに変換する機能が正常かどうかも重要です。

nslookup www.google.com

このコマンドで正しいIPアドレスが表示されれば、DNSは問題ありません。応答がなければ、DNSの設定を見直す必要があります。


トラブル箇所の切り分け

4. 近くのルーターに接続できているか確認

ping 192.168.1.1

家庭用ルーターの多くはこのIPを使っています。応答がなければ、ルーターまたはLANの設定に問題があります。


5. 通信経路をたどる

tracertで通信経路をたどる画像
tracert www.google.com

途中で止まっている箇所があれば、そこで問題が発生している可能性があります。プロバイダ側のトラブルや外部ネットワークの障害を見極める手がかりになります。


設定のリセットと更新

何らかの原因で設定が崩れている場合は、リセットを試すと改善することがあります。

6. IPアドレスを再取得

ipconfig /release
ipconfig /renew

接続を一度リセットして、あらためてネットワーク情報を取得します。


7. DNS情報をクリア

ipconfig /flushdns

過去に取得した情報が残っていて、接続に支障をきたしている場合に効果的です。


実践的な対処法と考え方

ネットワークのトラブルは「どこに問題があるのか」を見つけることがポイントです。コマンドプロンプトを使えば、ネットワークの構造を段階的にチェックできます。まずは「接続そのものがあるか」、次に「インターネットに出られるか」、さらに「特定の場所に届くか」という流れで切り分けていくのが有効です。


トラブルチェックの工夫

  • Wi-Fiの場合:SSIDの再接続やパスワードの確認も忘れずに
  • LANケーブル使用時:差し直しで改善することも多い
  • VPNを使っているとき:一時的に切って確認してみるのも有効

まとめ

Windows 11では、コマンドプロンプトを使うことでネットワークの状態を正確に把握できます。原因の切り分けができるだけでも、大きな前進です。急に接続できなくなったときは、慌てず段階的にチェックを進めてみてください。

地味ながら頼りになるツール、それがコマンドプロンプトです。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

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