
MessagingServiceは、Windowsでのメッセージング機能を提供し、アプリケーション間やユーザーとのメッセージ送受信をサポートするサービスです。主にUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリやWindowsメッセージング関連機能で利用されます。
本記事では、MessagingServiceの概要、設定方法、よくあるトラブルとその対処法を解説します。
目次
サービスの基本情報
- サービス名:MessagingService
- 内部名:MessagingService
- 実行ファイル:
svchost.exe
- スタートアップの種類:手動(既定)
- 対応OS:Windows 10 / 11
サービスの概要
MessagingServiceは、Windowsでのメッセージ通知やアプリ間メッセージ処理に関与するバックグラウンドサービスです。具体的には、SMSやRCS(リッチコミュニケーションサービス)などの通信機能をアプリが利用する際に必要となります。
また、電話やメッセージ関連のUWPアプリで利用されることがあります。
主な用途と機能
- アプリケーション間のメッセージ送受信支援
- Windowsメッセージング機能の有効化
- SIMやモバイルデバイスとの通信サポート
- バックグラウンドでの通知受信管理
サービスの設定方法

- 「スタート」→「サービス」と検索して起動
- 一覧から「MessagingService」を探す
- 右クリックして「プロパティ」を選択
- 「スタートアップの種類」を「手動」または「無効」に設定
- 状況に応じて「開始」「停止」ボタンで制御
有効化/無効化の手順
有効化
- メッセージングアプリやSIM通信機能を使用する環境では「手動」または「自動」に設定し、必要に応じてサービスを開始
無効化
- 通常のPC利用(通信アプリ未使用)では無効化しても問題なし
- 不要なリソース消費を避ける目的で無効にするケースも
推奨設定とその理由
- 推奨設定:手動
理由
- 使用するアプリがある場合に自動で起動されるため、手動で十分
- 通信機能を使用しないPCでは無効化しても問題なし
よくあるトラブルと対処法
トラブル事例
- メッセージアプリが起動しない
- 通知やSMSが届かない
- 通信関連のUWPアプリでエラーが表示される
解決手順
- MessagingServiceが起動しているか確認
- 通信アプリやUWPアプリの再インストール
- サービス再起動またはWindowsの再起動
- イベントビューアでエラー内容を確認
関連サービスや補足情報
サービス名 | 説明 | 推奨設定 |
---|---|---|
PushToInstall | 通知ベースのインストール機能 | 手動 |
PhoneSvc | 通話やSMSに関連するバックグラウンドサービス | 手動 |
App Readiness | UWPアプリの準備を行うサービス | 手動または自動 |
FAQセクション
Q1:MessagingServiceを無効化しても大丈夫?
A1: 通常のPC使用で通信アプリを使わない場合は無効化しても問題ありません。
Q2:メッセージが届かない場合はどうすれば?
A2: サービスの起動状態を確認し、アプリの設定や通知許可の見直し、再インストールを試してください。
関連リンク
- Windowsサービス管理の基本ガイド
- Phone Service(PhoneSvc)の解説
- Microsoft公式:MessagingServiceの技術情報
まとめ
MessagingServiceは、Windowsのメッセージ送受信機能や通知通信機能を支える補助的なサービスです。通常は必要に応じて起動されるため、「手動」設定が基本です。モバイル通信やUWPメッセージアプリを利用しない場合は、無効化しても問題ありません。

最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント