
Hyper-Vは、Windows 11 Pro や Enterprise に標準搭載されている仮想化プラットフォームです。仮想マシン(VM)を使えば、1台のPCで複数のOS環境を動作させることができます。
この記事では、Hyper-Vの有効化から仮想マシンの作成・起動までをわかりやすく解説します。
目次
Hyper-Vとは?
Hyper-Vは、Microsoftが提供する仮想化機能です。
以下のような目的でよく使用されます。
- 別のWindowsやLinuxを仮想環境で試す
- テスト用の安全なサンドボックスを作る
- ネットワーク検証・開発環境を構築
※ Hyper-Vは「Windows 11 Home」では利用できません(Pro以上が必要です)
Hyper-Vのインストール(有効化)方法

- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
- スタートメニューで「機能」と検索
- または「コントロール パネル → プログラム → Windowsの機能の有効化または無効化」
- 「Hyper-V」にチェックを入れる
- Hyper-Vプラットフォーム
- Hyper-V管理ツール
- OKをクリックし、PCを再起動
Hyper-Vマネージャーの起動方法
- スタートメニューから「Hyper-V マネージャー」と検索
- 起動後、左側にホスト名が表示されます
仮想マシンの作成手順

- 「操作」→「新規」→「仮想マシン」を選択
- 仮想マシンの名前を指定
- 世代の選択(第2世代を推奨、旧OSなら第1世代)
- メモリの割り当て(4GB以上を推奨)
- ネットワークの設定(「既定のスイッチ」など)
- 仮想ハードディスクの作成(サイズを指定)
- インストールメディアの選択
- ISOファイルからOSをインストールする場合はここで指定
- 完了をクリック → 仮想マシンが作成される
仮想マシンの起動とインストール
- 仮想マシンを右クリック →「接続」→「起動」
- OSインストール画面が表示されるので、通常の手順でインストールを行う
仮想マシンの操作方法
操作 | 説明 |
---|---|
起動 | 仮想マシンの電源を入れる |
シャットダウン | ゲストOSを安全に終了 |
スナップショット(チェックポイント) | 任意の状態を保存し復元可能に |
統合サービスの有効化 | クリップボードやマウス操作の共有を改善 |
よくあるエラーと対処法
Q1:Hyper-Vがインストールできない
- BIOSで仮想化支援(Intel VT/AMD-V)が有効になっているか確認
- Windows 11 Pro/Enterpriseであるか確認
Q2:仮想マシンが起動しない
- メモリの割り当て不足
- ISOイメージが破損している可能性
関連リンク
まとめ
Hyper-Vを使えば、Windows 11上で簡単に仮想環境を構築できます。
インストールも数ステップで完了し、仮想マシンの作成もウィザード形式でわかりやすいため、初心者でも安心です。
検証環境や開発用として、Hyper-Vをぜひ活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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