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GPUを変えたのに性能が出ない?原因は”設定不足”かも
最新のグラフィックボード(GPU)を導入しても、設定が不十分だと本来の性能を引き出せません。この記事では、GPUをアップグレードした後にやるべきチェック項目と設定をわかりやすく解説します。
1. 古いGPUのドライバをアンインストールする
- 旧ドライバが残っていると、競合や不具合の原因になります。
- 【推奨ツール】DDU(Display Driver Uninstaller)を使うと、関連ファイルやレジストリも含めて完全に削除できます。
2. 新しいGPUドライバをインストール
- 最新ドライバは各メーカーの公式サイトから取得
- 自動更新や最適化を行いたい場合は、GeForce ExperienceやRadeon Softwareを使うと便利です。
3. モニターの設定を確認する
- ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzのままになっている場合があります。
- GPUに合わせて設定を変更しましょう(例:144Hz対応モニターなら144Hzに)
4. ゲーム・ソフトのグラフィック設定を最適化
- 設定ファイルが古いGPU環境のまま残っていることがあります。
- DLSS、FSR、レイトレーシングなどの項目を有効化し、画質とパフォーマンスを最適に調整しましょう。
5. 電源設定とケーブル接続を見直す
- Windowsの電源プランが”省電力”だとGPUのパフォーマンスが制限されることがあります。
- GPUの電源ケーブルが正しく接続されているかも確認(8pinや12VHPWRなど)
6. ベンチマークで性能を確認する
- 実際のパフォーマンスを数値で把握するにはベンチマークが有効です。
- おすすめ:3DMark、Cinebench、Unigine Heaven など
7. 冷却設定・ファン制御を見直す
- 新しいGPUは発熱量が高くなる傾向があります。
- MSI Afterburnerなどを使って温度監視とファン速度を調整。
- ケース内のエアフローにも気を配りましょう。
8. ドライバ付属機能を活用する
- NVIDIA Broadcast(AIノイズキャンセリングや背景除去)
- AMD Radeon Boost(動的なパフォーマンス向上)
- ゲーム以外にも活用の幅は広がっています。
9. 古いGPUの活用・売却方法
- セカンドPCに使う
- エンコード専用マシンに
- メルカリや中古ショップで売却(市場価格チェック推奨)
Q&Aセクション:よくある疑問に答えます
Q. 新しいドライバを入れる前にDDUを使うべき?
A. GPUのメーカーが異なる場合(NVIDIA→AMDなど)や、不具合が出ている場合は強く推奨されます。完全削除により競合を防ぎ、安定動作に貢献します。
Q. 電源ケーブルは挿せばいいだけ?
A. カードによっては複数の8pin接続や12VHPWR端子が必要です。足りない場合、パフォーマンス低下や突然のシャットダウンを招くことがあります。
Q. ゲームがカクつく。GPUの不具合?
A. 古い設定ファイル、電源設定、温度上昇など複数の要因が考えられます。Afterburnerでモニタリングしながら原因を絞り込みましょう。
Q. GPUを変えただけで画質が良くなるの?
A. ドライバとゲーム内設定を見直すことで初めて真価を発揮します。ハードウェアの性能は設定で引き出すものです。
まとめ|交換しただけで満足しない
- GPUの真の力を引き出すには「初期セットアップ」が重要。
- ドライバ、設定、冷却、電源、各種チェックを行いましょう。
- 一通りの手順を終えれば、快適なゲーミング&クリエイティブ環境が待っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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