
Googleドライブは便利なクラウドストレージですが、セキュリティ対策が不十分だとファイル流出やアカウント乗っ取りのリスクがあります。この記事では、「セキュリティを強化するには?」という疑問に答える形で、Googleドライブで実施すべき安全対策をわかりやすく解説します。
目次
1. 二段階認証プロセスを有効にする
まず第一に、Googleアカウントへのログインに2段階認証を設定することが最重要です。
設定手順

- Googleアカウントにログイン
- 右上のアイコンをクリック →「Googleアカウントを管理」
- 左メニューから「セキュリティ」→「2段階認証プロセス」を選択
- スマートフォンの番号を登録し、SMSまたは音声通話で確認コードを受け取る
- 認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使って、ワンタイムコードでもログイン可能に
これにより、パスワードが漏れても簡単にはアクセスされなくなります。
2. ファイルの暗号化・パスワード保護を行う
機密性の高いファイルには、パスワードをかけて保存しておくのが効果的です。
Officeファイルの場合
- WordやExcelで「ファイル」→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」
- パスワード付きのままGoogleドライブにアップロードすれば、ダウンロード後に入力が必要になります
ZIPでまとめて暗号化
- Windowsで7-Zipなどを利用 → ファイルを右クリック →「圧縮して暗号化」
- ZIP作成時にパスワードを設定すれば、中身を開くには必ず認証が必要
※ 7-Zip の使用例をチェックするにはこちら
【Windows11】7zファイルが開けない?無料で解凍する方法とZip形式のすすめ
PDFの場合(Googleドキュメント経由)
- Googleドライブ上のファイルをGoogleドキュメントで開く
- 「ファイル」→「ダウンロード」→「PDFドキュメント(.pdf)」を選択
- ダウンロードしたPDFをAdobe Acrobatなどでパスワード保護する
3. オフライン利用を有効にする
ネットが使えない場所でもファイルを確認したい場合は、事前にオフライン設定を行っておくと安心です。
Windows 11(PCアプリ)

- エクスプローラーでGoogleドライブの対象フォルダを右クリック →「オフラインで利用可能にする」
Androidアプリ
- ファイルを長押し → メニューから「オフラインで使用可能にする」
Chromeブラウザ
- drive.google.com を開く → 左上のメニュー →「設定」→「オフライン」にチェック
- 初回は対象ファイルを一度オンラインで開いておくとキャッシュされます
まとめ:Googleドライブのセキュリティを強化するには?
Googleドライブのセキュリティを高めるには、以下の3点がカギです:
- 2段階認証でログインの安全性を確保
- 重要ファイルにパスワードや暗号化を設定
- オフラインでもファイルを使えるようにしておく
これらを徹底することで、クラウド上でも安心してファイルを管理・共有できます。定期的にセキュリティ設定を見直して、安全な運用を心がけましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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