
GeForceユーザー待望のHotfixドライバー「576.66」が2025年6月3日に公開されました。
このドライバーは、先日リリースされたGame Ready Driver「576.52」をベースに、一部タイトルで発生していたクラッシュや描画異常など、緊急度の高い不具合を優先的に修正したものです。
DLSSやレイトレーシングなど最新技術に対応したRTX 50シリーズでも複数の修正が盛り込まれており、一部のゲームにおける不安定さを感じていたユーザーにとっては見逃せないアップデートです。
576.66 Hotfix の概要と特徴

項目 | 内容 |
---|---|
バージョン | GeForce Hotfix Display Driver 576.66 |
ベースドライバー | WHQL認証済み 576.52 |
配布形態 | NVIDIA公式サポートサイト限定 |
WHQL認証 | なし(ベータ) |
対応OS | Windows 10 / 11 64bit |
注意 GeForce Experience や公式ドライバー検索からは表示されません。インストールには手動でのダウンロードが必要です。
修正された主な不具合
今回のHotfixでは、以下のゲームや動作環境において発生していた問題が修正されています。
ゲーム関連の修正
- Dune: Awakening:プレイ中にクラッシュする問題
- EA Sports FC 25:ゲーム中の頻繁なクラッシュ
- Clair Obscur: Expedition 33:起動後しばらくしてクラッシュ
RTX 50シリーズ向け修正
- Dragon’s Dogma 2:影のちらつき・フリッカー問題
- Webブラウザの動画再生:赤や緑のフラッシュが一瞬表示される問題
ユーザーの声:修正に対する評価と不満
Redditや公式フォーラムには、早速インストールして検証したユーザーの声が集まり始めています。
ポジティブな反応(一部抜粋)
「EAFCのクラッシュ、やっと直った。週末リーグがまともにできる!」
「Web動画のフラッシュ、地味にストレスだったからありがたい。」
依然残る懸念
「Ghost of Tsushimaの光源バグ、Hotfixで修正されるって話だったのに消された?」
「GPUスケーリングの設定項目がRTX 50で消えたままなんだけど…」
上記のように、今回のHotfixで改善された点も多い一方で、依然として未解決の不具合も多く報告されています。特に、RTX 5090などハイエンド環境でのDisplayPort周りの問題や、GPUスケーリングに関する不具合は、今回も対応外となっています。
インストール方法と注意点
ダウンロードリンク
インストールの手順
- 既存ドライバーを【DDU(Display Driver Uninstaller)】で完全削除(セーフモード推奨)
- ダウンロードした576.66をインストール
- 黒画面が出る場合は一度HDMIケーブルの抜き差しで復帰報告あり
このHotfixドライバーは「限定修正」目的のため、安定性を重視する場合は次回のWHQL版まで待機するのが安心です。
よくある質問(FAQ)

質問 | 回答 |
---|---|
Hotfixは安全? | 一部QAを省略したベータ扱い。自己責任での導入推奨。 |
公式アプリに出ない理由は? | 通常の流通ルートではなく、緊急対応のため。 |
すぐ導入すべき? | 該当タイトルで不具合がある場合は価値あり。なければ様子見も可。 |
まとめ:今回のHotfixは「当たった人」にとっては価値あり
GeForce Hotfix Driver 576.66は、複数の重大バグを抱えていたゲームを快適に遊べるようにする「待望の応急処置」ともいえるリリースです。
とはいえ、未修正の問題や「修正予定だったがリストから削除された」報告もあるため、すべての期待に応える内容とは言い難いのも事実です。
- 対象ゲームで悩んでいたなら導入推奨
- 安定重視なら次回WHQL版まで待機でもOK
- NVIDIAのフィードバックフォームへ 不具合報告は

最後までお読みいただきありがとうございます。
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