
Windowsには標準で搭載されている「fsutil」というコマンドがあります。このツールを使えば、ディスクのサイズや空き容量、ファイルシステムの情報などをコマンドラインから確認できます。
この記事では、fsutilコマンドの基本的な使い方や実用的な使用例を紹介し、ディスクの状態を素早く把握する方法をまとめます。
目次
fsutilコマンドの基本構文と用途
fsutilとは?
fsutilはファイルシステムに関する高度な操作や情報取得ができるコマンドラインツールです。特に管理者権限で実行することで、詳細なディスク情報を確認できます。
使用方法(基本構文)
fsutil volume diskfree [ドライブ名]
例
fsutil volume diskfree C:
このコマンドで、指定したドライブの以下の情報が表示されます:
- 使用可能な空き領域(バイト単位)
- 空き領域の合計(バイト単位)
- ボリュームの合計サイズ(バイト単位)
実用的な使用例
ボリュームのサイズと空き容量を確認

fsutil volume diskfree D:
実行すると、次のような情報が表示されます。
空いているバイト数 : 10000000000
空いているバイト数の合計 : 20000000000
ボリュームの合計バイト数 : 50000000000
ファイルシステムの確認
fsutil fsinfo volumeinfo C:
このコマンドでは、ファイルシステムの種類(例:NTFS)やシリアル番号、圧縮のサポート状況などが確認できます。
注意点と補足
- fsutilコマンドは管理者権限で実行する必要があります。
- 出力はすべてバイト単位で表示されるため、GB換算するには注意が必要です。
- 通常用途ではdiskpartやエクスプローラーでも確認可能ですが、fsutilはスクリプトなどで自動化しやすい利点があります。
関連リンク
まとめ
fsutilコマンドは、ディスクやファイルシステムに関する情報を詳しく確認したいときに非常に便利です。GUIでは得られない情報も取得できるため、システム管理やトラブルシューティングで役立ちます。
CUIでの管理が必要なシーンやバッチ処理との組み合わせを考えている方は、ぜひ活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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