
Excelで電話番号や郵便番号など、先頭が「0」から始まるデータを入力すると「1234」のように先頭の0だけ消えてしまい、不便に感じたことはありませんか?
本記事では、初心者でもすぐ使えるアポストロフィー入力と文字列表示形式の2大テクニックに加え、カスタム書式で「0円」「ゼロ値」を自在に表示する方法、空白セルへの0自動挿入まで幅広く解説します。
この記事を読むと分かること
- 先頭の0を消さずに保持する基本2パターン
- カスタム書式で「0円」「ゼロ値」表示を実現
- IF関数&セル選択で空白セルに0を自動入力
目次
1. 先頭の0を保持する2つの基本テクニック

- アポストロフィー (
') を先頭に入力- セルに
'0123456と入力すると、Excelは文字列扱いし、先頭の0を保持 - セル左上の「!」は、セルを選択→▼→「エラーを無視」で非表示に
- セルに
- セルの表示形式を「文字列」に変更
- ホームタブ→表示形式プルダウン→「文字列」を選択
- 複数セルをまとめて設定すれば、大量の入力も一括でOK
2. さらに高度:カスタム書式で0を自在にコントロール
- 先頭0を固定幅で表示
ユーザー定義: 00000000 → 桁数を固定し、足りない桁は左に0を補完 - 「0円」を自動表示
ユーザー定義: #,##0"円" → 1000→1,000円、0→0円 - ゼロ値だけ特別表示
ユーザー定義: 0;-0;”ゼロ” → 正数;負数;ゼロ
3. 空白セルに「0」を自動挿入する方法
- IF関数で代入
=IF(A2="", 0, A2)→ A2が空白なら0、そうでなければ元の値 - VBAを使わずに一括
- 空白セルを選択→Ctrl+G→「セル選択」→「空白セル」→ 数式バーに
=0と入力→Ctrl+Enter
- 空白セルを選択→Ctrl+G→「セル選択」→「空白セル」→ 数式バーに
4. 関連するよくある質問(Q&A)
Q1. Excelの表に0を表示するには?
A. ワークシートオプション→「ゼロ値の表示」チェックをONに。
Q2. エクセルで“0円”を表示させたいのですが?
A. ユーザー定義書式で #,##0"円" を設定すると、0→0円、1234→1,234円になります。
Q3. 空白セルに0を入れる関数は?
A. =IF(セル="",0,セル) のように IF関数で判定できます。
Q4. Excelでゼロ値を表示するには?
A. カスタム書式 0;-0;"ゼロ" を使うか、ワークシートオプションで“ゼロ値を表示”をONにします。
まとめ
- アポストロフィー と 文字列表示形式 で先頭の0問題を即解決
- カスタム書式 を使えば「0円」「ゼロ」の表示も自在
- IF関数 や セル選択→数式一括入力 で空白セルに0を自動化
これらのテクニックを駆使して、Excelでの「0」表示トラブルを完全に解消しましょう!
Tamaglo最後までお読みいただきありがとうございます。
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