
Excelでタスク管理や修正履歴を残す際に使われる「取り消し線」。
便利な反面、「間違ってつけた取り消し線を消したい」「一括で取り消したい」という場面もよくあります。
この記事では以下のような場面に対応できる方法を紹介します
- セルの取り消し線を1つずつ消したい
- 一括で複数セルの取り消し線を外したい
- 取り消し線が勝手について困っている
目次
取り消し線を個別に消す方法
方法1:リボンから取り消し線をオフにする

- 取り消し線が付いたセルを選択
- [ホーム]→[フォント]→「取り消し線ボタン(abに横線)」を再クリック
- 線が解除される
※アイコンが見えない場合はリボンに追加してください(→後述)
方法2:ショートカットキーで取り消し線を消す
- Windows:
Ctrl
+5
- Mac:
⌘ Command
+Shift
+X
このショートカットは「オン/オフ切り替え」になっているため、取り消し線の解除にも便利です。
取り消し線を一括で消す方法(複数セル)
方法1:まとめてショートカットを実行
- 複数のセルを範囲選択
Ctrl + 5
を押す
→ 一括で取り消し線がオフになります
方法2:「書式のクリア」で完全に初期化
書式を含めて完全にリセットしたい場合に使います。
手順
- 対象のセル範囲を選択
- [ホーム]→[編集]→[クリア]→[書式のクリア]をクリック
※注意:フォント色・背景色・太字などもすべて消えます
「勝手に取り消し線が付く」原因と解除方法
見た目ではわからないケースは以下が原因になっていることが多いです。
原因 | 対処方法 |
---|---|
条件付き書式 | [ホーム]→[条件付き書式]→「ルールの管理」で確認・削除 |
他シートからのコピー | 元の書式を引き継いでいるため、「形式を選択して貼り付け」→「値のみ」で貼り付け |
マクロや関数 | 書式を自動付与している場合あり。該当のVBAコードを確認 |
補足:リボンに「取り消し線」ボタンがないとき
一部のExcelバージョンでは、[ホーム]タブに取り消し線アイコンが表示されていないことがあります。
その場合は以下の手順で追加可能です。
【図解まとめ】Excel取り消し線の使い方・検索・色の変更方法
まとめ
やりたいこと | 操作方法 |
---|---|
一つだけ取り消し線を消す | Ctrl + 5 またはリボンの取り消し線ボタンを再クリック |
複数まとめて消す | 範囲選択 → Ctrl + 5 |
書式ごと初期化したい | 書式のクリアを使う |
勝手に取り消し線が付く | 条件付き書式やコピペ書式をチェック |
取り消し線は便利な反面、意図しない動作に戸惑うこともあります。
一度正しい解除方法を覚えておくと、業務効率がぐっとアップしますよ。
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