
Excelの作業中、同じ内容を何度も入力したり、表記の揺れで集計に困った経験はありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが プルダウンリスト(ドロップダウン)機能です。
Excelの「データ入力規則」を使えば、指定したセルにあらかじめ選択肢を設定し、入力作業を効率化することができます。
この機能を活用すれば、入力ミスの防止やデータの統一が簡単に実現可能です。
この記事では、以下のポイントを丁寧に解説します。
- プルダウンリスト(ドロップダウン)の基本とメリット
- リストから読み込む方法
- カンマ区切りで直接記述する方法
- 選択肢を非表示にして見栄えを整えるコツ
- よくある質問とその対処法
目次
プルダウンリストの活用メリット
プルダウンリストを使うことで、以下のような効果が得られます。
- 入力ミスの削減:選択式のため打ち間違いが防げる
- データの一貫性:表記ゆれがなくなり集計しやすい
- 作業効率の向上:選ぶだけで入力完了
特に業務で同じ内容を複数の人が入力する場面では、効果は絶大です。
Excelでプルダウン(ドロップダウン)を作成する方法
方法①:別セルに作成したリストを読み込む

手順
- プルダウンを設定するセルを選択
- 「データ」タブ →「データの入力規則」をクリック
- 「設定」タブを選び、「リスト」を選択
- 「元の値(S)」にリストの範囲(例:
B3:B10
)を指定 - OKをクリック
メリット
- 選択肢の数が多いときに便利
- リストを編集すれば自動で反映される
方法②:直接カンマ区切りで記述する
手順
- プルダウンを設定したいセルを選択
- 「データ」タブ →「データの入力規則」
- 「リスト」を選択し、「元の値(S)」にカンマ区切りで入力
例:営業部,総務部,経理部,人事部
- OKをクリック
メリット
- 手軽に設定できる
- 少数の選択肢を設定したいときに最適
プルダウンの選択肢を非表示にする方法
リストを別セルに作成した場合、見た目が気になることがあります。その場合は、リストのある列や行を非表示にするのが効果的です。
非表示の手順
- リストがある列(例:B列)を選択
- 右クリック →「非表示」
※再表示は列をまたいで選択し、右クリック →「再表示」
よくある質問(FAQ)
Q1. プルダウンの作成手順がわからない場合は?
→ 本記事の「リストから読み込む方法」または「直接記述する方法」を参考にしてください。
Q2. 選択肢を直接入力しても大丈夫ですか?
→ はい、少数の項目であればカンマ区切りで簡単に設定できます。
Q3. プルダウンの選択肢を非表示にしたい
→ リストのあるセルを非表示に設定しましょう。列や行ごと非表示にすると見栄えも改善します。
Q4. 管理しやすいプルダウンの方法は?
→ 編集のしやすさから、別セルにリストを作成し、そこから読み込む方法が最も管理向きです。
Q5. Excelのどのバージョンでも使えますか?
→ データ入力規則機能は、基本的にExcel 2007以降のすべてのバージョンで使用できます。
まとめ
Excelのプルダウンリスト(ドロップダウン)は、データの正確性と入力の効率化を同時に実現できる機能です。
- リストを読み込んで作成する方法は、選択肢が多いときに便利
- 直接記述する方法は、手軽に少数項目を設定できる
- リストを非表示にすることで見た目もスマートに
データの品質を保ちながら、作業スピードも向上させられる便利機能です。ぜひ業務や個人の作業に取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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